僕が、沙奈とリナに出会ったのは、同期の俊明と六本木『R2 SUPPERCLUB』で飲んでいた時だった。
1軒目で食事は済ませており、軽く飲むつもりでそこに寄ったのだが、気がつけば夜は更けていた。
「どうする?もう一杯だけ飲む?」
そう二人で相談している時だった。急に、俊明が僕の肘を突いてきたのだ。
「弘人、あの二人どう思う?可愛くない?」
俊明の視線の先には、女子二人組がいる。彼女たちは店内でも目立っていた。
一人は、綺麗な脚が目立つミニスカートに今時の目鼻立ち。トップスはタイトなものを着ており、そのスタイルの良さは目を引いた。
そしてもう一人は、黒髪で大人しそうな雰囲気。そんな対照的な二人だった。
「話しかけてみようぜ。どうせ男待ちだろう」
ノリノリの俊明に対し、僕は大きくため息をつきながらしぶしぶ後を追う。
「また、いつものが始まったよ」
毎回俊明は、可愛い子がいるとすぐに話しかけに行く。
それに付き合わされるのも悪くはないけれど、人見知りの僕はさほど乗り気でもなかった。
しかしこのあと迂闊にも、そのうちの一人に心奪われることになるのだ。
オトナの恋愛論~宿題編~
私たちはこれまでに散々、LINEやデートのHow toを学んできた。
しかし、やっとの思いでLINEやデートに漕ぎ着けても、失敗の可能性は常につきまとうのだ。
あんなに盛り上がったはずなのに、突然の既読スルーに予期せぬ別れ。 恋人同士になれたかと思ったのに、いつまでたっても一進一退を繰り返す関係性。そんな経験、無いだろうか?
男女の関係を次に繋げる方法を学ぶため、あなたに宿題を出していこう。
さて、今週の宿題は?
この記事へのコメント
あと、地味な女友達をちゃんとフォローしてくれるか無視するかって、女性はよく見てる。
弘人が好みのタイプのイケメンだった