花の第1営業部 Vol.7

「まさか、俺が?」一度の失敗で“後輩の部下”という立場に追いやられた男の本音

まるで90年代トレンディドラマの、主人公のような男がいる。

彼の名は、一ノ瀬瑛太。ニックネームは“イチエイ”。

華やかなイメージの広告代理店の中でも、「エリート」とされる、大手自動車メーカーの担当営業だ。

慶應義塾大学卒業。港区の大手広告代理店勤務。“花の第1営業部”所属、35歳、独身。

エリート街道をひた走ってきた瑛太は、このまま順調に出世できるのか…?

これは、東京でしのぎを削る30代サラリーマンの、リアルな心の叫びである。

後輩の航が競合プレゼンの主導権を握り、チームメンバーの信頼を奪われそうだったものの、企画のキーとなるテレビ局との調整クライアントキーマンとの会合を乗り切り、徐々に信頼を取り戻し、臨んだ競合プレゼンは、まさかの結果となった。


「失礼します。一ノ瀬瑛太、入ります」

初めてチームリーダーを任された競合プレゼン。その敗退が通達された翌日、瑛太は本部長のデスクに呼ばれていた。

先日、チームリーダー任命の打診を受けた時とは打って変わって、その足取りは重かった。

「あれ、航?」

ドアを開けると......


この記事へのコメント

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No Name
最終的にトップダウンで決めなかった本部長にも責任はある。結果論で残念とか言うな。言うのは簡単、決断は難しい。
2018/04/27 07:4854返信2件
No Name
話としては面白くなってきた!
この会社で頑張っていく姿がみたいけど、来週転職か独立フラグ…
2018/04/27 06:2343
No Name
いい方向に進んで行くと思ったのに、、。
後輩がリーダーでサポートって完全にプライドがボロボロになるけど、頑張ってみんなに認められて‼︎
2018/04/27 06:0135
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