2018.04.20
花の第1営業部 Vol.6まるで90年代トレンディドラマの、主人公のような男がいる。
彼の名は、一ノ瀬瑛太。ニックネームは“イチエイ”。
華やかなイメージの広告代理店の中でも、「エリート」とされる、大手自動車メーカーの担当営業だ。
慶應義塾大学卒業。港区の大手広告代理店勤務。“花の第1営業部”所属、35歳、独身。
エリート街道をひた走ってきた瑛太は、このまま順調に出世できるのか…?
これは、東京でしのぎを削る30代サラリーマンの、リアルな心の叫びである。
後輩の航が競合プレゼンの主導権を握り、瑛太はチームメンバーの信頼を奪われそうだったものの、企画のキーとなるテレビ局との調整、クライアントキーマンとの会合を乗り切り、徐々に信頼を取り戻し、いよいよプレゼンに臨んだのであった。
「今回の当社の新型車のキャンペーンですが、非常に残念ですが、今回は他社さんにお任せしたいということになりました」
競合プレゼンからちょうど一週間後、瑛太と部長は、結果を聞きにクライアントの大和田部長のもとを訪れた。
-嘘だろ?プレゼンの後、あんなに評価してくれたのに。
......
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それに他の反対を押し切って推薦→失敗ってなると、いくら本人が気づいてこれから頑張っても「失敗した人」って印象ついちゃうし。難しいね、、、
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