“ゆとり”のトリセツ Vol.7

“ゆとり”のトリセツ:いくら金を稼いでも心は満たされない。成功したはずの男が港区で感じる孤独

高学歴、高収入、容姿端麗。誰もが羨むハイスペにも関わらず、その実態は信じられないほど地味だ。

趣味はNetflix、たまに港区おじさん・水野と出かけるのは庶民的な餃子屋。

何事も「楽に、効率的に」が大原則のゆとり世代・瑞希だが、水野に半ば巻き込まれるような形で、プロボノ活動に参加することになってしまう。

仕事と割り切り適度に取り組んできたつもりだったが、それを指摘されてしまい…


休日返上でやってきた、田舎町


―ふぅ、間に合った。

念のため、瑞希はバス停の時刻表と目的地をもう一度確認する。

日中でも1時間に1、2本しか通らないバスを乗り過ごすと、この田舎では致命的だ。

駅に向かう最終バスの定刻まで、10分はある。

田んぼの傍に申し訳程度に置かれたベンチに腰掛け、瑞希......


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