昭和の情緒が色濃く残る街・浅草。今もなお変わらずその味が引き継がれている、喫茶店の名物を紹介。
音楽界きってのグルメ通、小宮山雄飛さんも足繁く通うという、人情味ある2店をご紹介しよう!
かぶりつきたい二枚重ねのカツが主役
『銀座ブラジル』の元祖ロースカツサンド
一件目にご紹介するのは、新仲見世商店街の一角にある小さな喫茶店。
「浅草なのに『銀座ブラジル』、しかもシカゴというお店の2階という、ユニークかつ昔ながらの古き良き喫茶店があります」雄飛さんから紹介された。
店名の由来は昭和初期創業で今は無き本店が、銀座にあったからだという。
名物のロースカツサンドは、揚げたてのカツが二枚重ねにされていて、ボリュームのある見た目から大満足。
特製ソースと相まってキャベツやパンにしっとりと馴染み、絶妙な一体感を生んでいる。
「重厚な大型オーブンでカリッとトーストしてあるのも、ケチャップ多めで甘い味付けも、昔懐かくてタイプです。僕は、必ず食べる用とお土産用の2つをオーダー!
冷めても美味しいので、楽屋への差し入れやお土産にすると必ず喜ばれます。」
サクサクのフライチキンは片手で食べられる。自家製ピクルスも美味。
創業者の義娘が店を継ぎ、現在3代目として真心込めて店を守る。朝には、開店前から待ちきれない常連たちが、店を覗く。思い思いに皆が時間を過ごす、後世にも残していきたい喫茶店だ。
この記事へのコメント
これ食べるためだけに浅草行くこともあります。