新婚クライシス Vol.18

新婚クライシス 最終回:妻に襲った“婦人科系トラブル”。容赦ない悲劇を乗り越えた、夫婦の絆

―大好きな吾郎くんが、私と結婚してくれたー

数々の苦難の末に、結婚願望のない男・吾郎との結婚に辿りついた英里。

結婚はゴールでないことなど、百も承知。

しかし、そんな二人を待ち受けていたのは、予想を上回る過酷な現実であった。

愛し合っていたはずの夫婦は、どのようにすれ違い、溝ができてしまったのか。

男女の価値観のズレ、見解の相違、そして、家庭外での誘惑...。

二人は“新婚クライシス”に陥り別居にまで至った。距離を置いた夫婦は互いに少しずつ思いを改め仲直りするが、そんな中、英里に異変が...?


「検査の結果ですが......子宮内膜症の疑いがあるのと、卵巣年齢が高めなのが気になりますね」

婦人科の診察室にて、担当の女医が淡々と語る。

「え...?」

友人の萌に言われた通り、英里は軽い気持ちで“ブライダルチェック”という検査を受けた。今日は、その結果を聞きに来ている。

「ご結婚は...されてるんですね。年齢も31歳とお若いので、妊娠をご希望なら早めの計画をお勧めします」

女医は英里の問診票を見ながら、冷静に判断を下す。

「あ、あの......それって、放っておいていいんですか?あと、卵巣年齢って...?」

「子宮内膜症は軽度ですので、今は様子を見ましょう。卵巣年齢は、英里さんの数値ですと、こちら...」

女医は本棚から医学書のようなものを取り出し、ページを開いて見せてくれた。

―...?!

本に記載された表を目にして、英里は一気に血の気が引いた。

英里の卵巣年齢は、40歳を優に超えているという結果だった。

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