好きなタイプは「甘やかしてくれる女性」
総合商社勤務で、爽やかさ漂う亮太。女性からの人気も高そうだが、横浜男子の理想のタイプはどのような女性なのだろうか。
「同期とか友達に自慢できるような女性が好きです。でも、遊ぶのはちょっと派手めな女性でも良いのですが、実際に付き合うのは華やかさがありながらも堅実な子がいいですね。」
横浜という街のように、あくまでナチュラルに洗練された女性が好きなようだ。それは派手過ぎず、地味過ぎず、品のある紺色の洋服をさらりと着こなせるような女性だ。
また商社という職業柄か、私服のセンスがパっとしない女性はNGだが、派手すぎても引いてしまうという。
「社内にいる女性陣も、皆センスが良く綺麗にしているのにサバサバしたノリの良さもある。だから大人しすぎてもダメなんですよね...あと、強いて言うなら甘やかしてくれるような、優しい女性かなぁ...。我が強すぎるような方はNGです。」
浜っ子には、センスの良い街で育ってきたという自負がある。また、亮太の母親世代は横浜独自の文化やファッションが流行った時期でもあり、昔からお洒落な母親を見て育ってきた。
「美」に対する審美眼を自然と養われているのだろう。
さらに、甘やかしてくれる優しい女性が好きな背景には、横浜ならではの生活ぶりが反映されている。
亮太の地元の友達は、未だに横浜に住んでいる人が多いが、その大半は“実家暮らし”だという。
「別に家を出る理由がないですからね...結婚したら皆家を出ますが、それまで実家暮らしの友人がほとんどですね。」
横浜市は、平均世帯年収が神奈川県の中で1番高いという。亮太の実家がある横浜市青葉区は、その中でも最も高い地域とのこと。
恵まれた家庭で、両親の愛情と恩恵を受けて育った横浜男子。それは大人になっても変わることなく、敢えてその居心地の良い実家から出る必要もない。
彼らは厳しい環境に晒されるより、暖かな温室を好む傾向にあるようだ。
東京に対するライバル心
「地元にいる頃は、正直東京なんて、と思っていました。絶対に横浜の方がオシャレだし、洗練されていますから。」
しかし、実際に東京で仕事を始め、東京に住み始めると今は東京の方が好きだという。
「地元の友達に言ったら怒られそうですが。やっぱり、東京での暮らしは刺激が多くて楽しいですね。」
現在、亮太の住まいは青山一丁目。都心に住み東京生活を謳歌している。
「皆プライドが高いので言葉にはしませんが、地元に残っている友達は特に、心の奥底では東京に対してライバル心を持っていると思います。それに、実家に住んでいても皆仕事で東京に通っているので、東京で過ごす時間の方が長いんですよね。」
そう言って亮太は笑う。
気がつけば、地元・横浜よりも東京にいる時間の方が長いこともある横浜民。
地元愛がありながらも、結局は東京に入り浸っているという矛盾も抱えている。
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