女同士の闘いなんて、くだらない?
美貌・財力・センスのすべてを手に入れた女たちが繰り広げる、ヒエラルキー争い。
男からは求められ、女からは妬まれ、そして羨望の的となるカリスマ読者モデルの世界。
己の自己顕示欲を隠すことなく曝け出す彼女たちは、時に結託し、時に競い合う。
くだらない、と思うならどうか覗かないで欲しい。
優雅で美しくも、水面下で死にもの狂いで闘う、女たちの醜い生き様をー。
マテリアル・ガール
セリーヌのラゲージは、マイクロショッパー・ナノショッパーの少なくともどちらかは持っていないとダメ。
合わせてフェンディのピーカブー、もちろんシャネルのマトラッセはマスト・ハブ。
全身コーデの撮影で、プチプラファッションを投入していいのは1点まで。それも、PR用のアイテムだと貧乏臭くならなくていい。
こんな感じで徹底的に自分をセルフプロデュースして、ハイブランドの新作お披露目パーティへの招待状が届くようになったら、読者モデルとして一人前と言える。
話題のレストランやカフェだって、オープン後にいち早く駆けつけるんじゃ、すでに負け。レセプションで呼ばれないと恥ずかしい。
夏は水着姿をサラッとインスタにアップできるように、周りのみんなと同じようにパーソナルトレーナーをつけて1年中ジムに通う。
もちろんウェアだってタイアップアイテムで、私が身につけているのを見てフォロワーのみんなが買ってくれるように少しだけウエストの部分を加工したりするのは、当たり前。
そんなの、みんなやってることだもの。
こんな私を見て、バカらしい、頭が空っぽのミーハー女だ、って思う?
でもね、まさか私だって、自分がこんな風にブランド物のバッグに興味を持ったり、新しいレストランにアンテナを張ったりする生活を送るなんて、思ってもみなかった。
そう、始まりは、ほんの好奇心だったの―。
この記事へのコメント
もさい田舎娘をおもちゃにしてないよね?
こんな考えが頭を過ってしまった私は東カレ脳。笑