はいすぺさんが通る Vol.13

“ハイスペックらしい生き方”をしないと「勿体ない」と責められる。はいすぺさんの窮屈さ

容姿、学歴、収入。男のスペックは高ければ高いほど良い。

が、同じだけのスペックを女が持ち合わせたとき、果たしてそれは本当に幸せなのだろうか。

東大卒・外銀勤めの楓はいわゆる「ハイスペック女子」。

4年ぶりに再会した憧れの人淡い恋心を抱くも、彼は楓を自身のファンドへ誘ったのだった。

女ではなく、優秀な人材としてしか見られていなかったのかと、女としての自信を失いつつも、キャリアのステップアップのチャンスに楓は心を決める

一方、親友の美里は、実家の耳鼻咽喉科を継いでほしいという両親の意思に逆らい、彼氏の転勤に伴って自身もワシントンで働くことを決断したのだった。

そして1年後、2人のはいすぺさんはそれぞれの人生を歩んでいた。


木漏れ日が、きらきらと眩しかった。

東京の無機質な街とは全く違う、広い空と澄んだ音の反射に楓の口元は自然と綻んだ。

その日、楓は軽井沢まで足を運んでいた。

旧軽井沢ホテルで開かれる、美里の結婚式のためだ。

付き合っていた啓太のワシントン転勤に美里が付いていくと......


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