容姿、学歴、収入。男のスペックは高ければ高いほど良い。
が、同じだけのスペックを女が持ち合わせたとき、果たしてそれは本当に幸せなのだろうか。
東大卒・外銀勤めの楓はいわゆる「ハイスペック女子」。
元カレ・敦に偶然遭遇するも、敦の隣に居たのは自分とは真逆の「にゃんにゃんOL」だった。
職場でも指摘されてしまった通り、「女子力」も世渡りには必須。そう覚悟を固めた楓はお食事会への参戦を決めるも、商社マンとの年収格差がわだかまりとなってしまった。
そんな時、楓は4年前の憧れの人に、再会する。
「はぁ・・・」
金曜17時。
楓はソワソワとネイルをチェックした。
「おい高野、今日お前ため息つき過ぎじゃないか?ソワソワしてお前らしくないぞ。」
「・・・すみません!全く自分では気づいてませんでした。」
向かいのデスクに座る先輩から声をかけられ、はっと......
この記事の続きは月額プラン会員への加入、
またはアプリでコイン購入をすると読めます
またはアプリでコイン購入をすると読めます
この記事へのコメント