麗しの35歳 Vol.15

麗しの35歳 最終回:彼女の目の前に現れた、モンスター上司という最後の敵。不可能を可能にした女

女性の結婚率は、35歳を境に急激に下降する。

だがしかし。そんな悲観を抱くことは一切なく、麗しき独身人生を謳歌する女がいた。

恭子、35歳。

彼女が歩けば、男たちは羨望の眼差しで振り返り、女たちは嫉妬する。恭子は一体、何を考えているのか?

外資系ラグジュアリーブランドで働く恭子と、部下の周平は、一度は瑠璃子の罠にはまったものの、同僚・理奈の計らいによってようやく距離を縮めた

転職セミナーで、因縁の元彼は恭子にうまい話をもちかける。しかしそこに周平が現れ、恭子の「彼氏」宣言をしたのだった。


「恭子さん、ちょっといいかな。社長が、会わせたい人がいるって」

周平君を見送った後、セミナー会場内を歩いていたら、人事部の同僚に呼び止められた。

「社長が、ですか?」

私が戸惑っていると、社長がパチパチと拍手をしながらやってきて、上機嫌で言った。

「今日の活躍......


この記事へのコメント

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No Name
恭子さん、最後までかっこよかったです!
終わっちゃうのが残念だな。
2017/11/06 05:5799+
No Name
器の小さいラスボスでしたね。
ヘッドハンター経由の入社なら、慎重なreferenceが行われるから、こんな時代錯誤なセクハラ男が入社できるとは思えない。
試用期間の延長、もしくはクビでしょうね。
2017/11/06 06:4293返信2件
No Name
年齢は関係なく、人生の通過点、というまとめで締めくくられたけど。。。
それは何もかも完璧な恭子さんだから、と思ってしまった。
でも、その時々の環境、ステージでベストを尽くすことが大切ですね。
2017/11/06 06:0370
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