麗しの35歳 Vol.11

「あなたになら利用されても構わない。」年下男が盲目になった、美しき35歳の女

女性の結婚率は、35歳を境に急激に下降する。

だがしかし。そんな悲観を抱くことは一切なく、麗しき独身人生を謳歌する女がいた。

恭子、35歳。

彼女が歩けば、男たちは羨望の眼差しで振り返り、女たちは嫉妬する。恭子は一体、何を考えているのか?

外資系ラグジュアリーブランドで働く恭子と、部下の周平は一度は距離を縮めたものの、周平の元彼女・瑠璃子の仕掛けた罠にまんまとはまってしまう。

そんな2人のことを、恭子の同僚・理奈は心配しながら見守っていた。


「理奈がディナーに誘ってくれるなんて珍しい。話でもあった?」

『ケイスケ マツシマ』で食事をしながら、恭子が嬉しそうに顔を輝かせている。

私が恭子を誘ったのは、プレス向けのイベントもひと段落ついて、ゆっくり女同士で話したかったからだ。本題は周平君のことだった。

「う......


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