麗しの35歳 Vol.8

絶体絶命、麗しの35歳。嫉妬に狂った20代の小悪魔女子が企む陰謀

女性の結婚率は、35歳を境に急激に下降する。

東京で、まことしやかにささやかれる言葉だ。

他にも、身体の変化、実家の問題、将来への不安と、目を背けたいことが増えてくる年齢でもある。

だがしかし。そんな悲観を抱くことは一切なく、麗しき独身人生を謳歌する女がいた。

恭子、35歳。

彼女が歩けば、男たちは羨望の眼差しで振り返り、女たちは嫉妬する。

恭子は一体、何を考えているのか?


外資系ラグジュアリーブランドで働く恭子の部下・周平は急な転職を決意し、二人は最後の夜、一歩距離を縮めたかに見えた。

しかし、周平の想いに気がついた元彼女・瑠璃子は気が気でなく、あの手この手で周平を振り向かせようと画策する。


今日の食事会は、楽勝だった。

『ケンゾーエステイト ワイナリー』での食事会の帰り道、私は確かな手応えを感じながら、けやき坂を歩いていた。

「完全に男全員、瑠璃子狙いだったよね。いつも美味しいとこ持ってっちゃうんだから…」

私を食事会に誘ってくれた理奈さんが、口を尖ら......


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