デーティングアプリは、必然に。 Vol.8

30歳女の恋愛事情「色んな人を見ておけば良かった」という後悔は、絶対したくない

2017年、東京での“当たり前”な出会い方。

それはお食事会でも友人の紹介でもなく、デーティングアプリだ。

しかしオンライン上での出会いに、抵抗感を示す人は未だ少なくない。今まで難なく自分の生活圏内で恋人を探してきた男女なら、尚更のことだ。

商社で秘書として働く、桃香(30)もその内の一人。

―デーティングアプリって流行っているみたいだけど、私には必要ないわ。

そう思っていたある日のこと、憧れの先輩・奈緒が「いいね!」していた「東カレデート」をダウンロードし、四苦八苦しながらも数々の男とデートする。

今日は桃香にデーティングアプリを勧めてくれた、亜美の結婚式だった。


デーティングアプリで出会ったカップルの結婚式


「亜美、おめでとう!」

今日は「ザ・リッツ・カールトン東京」で、親友・亜美の結婚式だった。

亜美はふわりと広がるチュールが特徴的なヴェラ・ウォンのバレリーナに身を包み、今まで見たことのないような笑顔を浮かべている。

「結婚することになったの」という報告を受けてから、約1年。亜美はペアーズで知り合った弁護士の彼と、無事ゴールインした。スピード婚だったので驚いたが、計画的な亜美のことだから、最初からそのつもりで付き合っていたのだろう。

「本当、幸せそうね」

桃香が座っている席には、いつものメンバーである茜と聡子がいる。20代前半から散々食事会に繰り出していたメンバーが、こうして幸せになるのを目の当たりにするのは、何とも感慨深い。

「亜美さんの旦那さん、素敵だね。どこで知り合ったんだっけ?」

桃香たちと同じテーブルに座る、26、27歳くらいの女の子3人組が話しているのが聞こえた。亜美の、会社の後輩だろうか。

「デーティングアプリらしいよ」

その返答に対する彼女たちの反応に、桃香は思わず耳をそばだてた。

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