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有馬紅子
深窓の令嬢が、超リッチな男と結婚。 それは社会の上澄みと呼ばれる彼らの、ありふれた結婚物語。 だが、有閑マダムへまっしぐらだったはずの女が、ある日を境に全てを失う。 「社会経験、ほぼゼロ」。有閑マダムのレールから強制的に外された女・有馬紅子のどん底からの這い上がり人生に迫る。
2018.12.02
10年越しの恋
いつからだろう。現実を生きる私たちが、夢を見なくなったのは。 どれだけ努力したって、叶わないことはある。 理不尽な力に、抗えないときだってある。 多くの人は、そう自分に言い聞かせ、今を生きることで必死になってしまうのだ。 アパレル企業で働く真理亜と広告代理店勤務の修も、かつては大きな野望を抱いていた。二人はすれ違い、10年という歳月とともにすっかり夢を忘れてしまったがー。 慣れきった日常から一歩を踏み出すのは、今なのかもしれない。憧れの夢をつかむチャンスは、みんなに平等なんだから。
2018.11.28
マザー・ウォーズ~妻たちの階級闘争~
あなたが港区界隈に住んでいるならば、きっと目にしたことがあるだろう。 透き通るような肌、絶妙にまとめられた巻き髪。エレガントな紺ワンピースに、華奢なハイヒール。 そんな装いの女たちが、まるで聖母のように微笑んで、幼稚園児の手を引く姿を。 これは特権階級が集う秘められた世界、「港区私立名門幼稚園」を舞台にした、女たちの闘いの物語である。
2018.11.25
女子力の呪い
私たちには呪いがかけられている。 いつでもかわいらしく身ぎれいに、 だって「女の子なんだから」。 人の輪を乱さずに、まわりに気を配るの、 だって「女の子なんだから」。 男性を立てて。プライドを傷つけちゃだめ、 だって「女の子なんだから」。 キャリアを手にし、妻や母となっても、影のようにつきまとう呪いの正体とは? “女子力”に縛られ、おどらされる女たちの過去と現在の姿をのぞいてみよう−
2018.11.20
オールドリッチの悲哀
先祖代々受け継がれし名声と財産。 それを守り続けるために、幼い頃から心身に叩き込まれる躾と品位。 名家の系譜を汲む彼らは、新興のビジネスで財を成した富裕層と差別化されてこう呼ばれる。 「オールドリッチ」と。 一見すると何の悩みもなく、ただ恵まれた人生を送っているように見えるオールドリッチ。 しかし、オールドリッチの多くは、人からは理解されない苦悩や重圧に晒されている。 知られざるオールドリッチ達の心のうちが、今、つまびらかにされる−。
2018.11.17
あなたは、わたしのもの
女の人の価値は、美しさだけではない。 どれほど純粋に自分を愛してくれるかだ…そんな風に思っていました。 でも、あの女のおかげで僕はやっと気がついたんです。 異常なほどの愛情が、女の人を、そして関わる人間の人生すらを壊してしまうってことを。 純粋な愛情は行き過ぎると執着に変わり、執着は憎しみへと変貌を遂げるってことを… 少し長いけれど、どうか僕の話を、聞いてください―
2018.11.16
怪女-カイジョ-
―この女、何かおかしいー 自分だけがほんの少し感じた、しかし強烈な違和感。 それがもし、未来の家族となる人へ向けられたら…? 大手化粧品会社で働く美香(32歳)は、公認会計士である夫の譲(35歳)と、平穏で幸せな日々を送っていた。 しかしその日常は、ある日を境に崩れていく…。
2018.11.12
恋と友情のあいだで~廉 Ver.~
−なぜ今、思い出すのだろう? 若く、それゆえ傲慢だった同級生・相沢里奈の、目を声を、ぬくもりを。 あの頃の僕らは未完成で、足りない何かを探しては傷つき、欲することに夢中だった。 だから気づかずにいたんだ。ずっとそばにあった、かけがえのないものに。 持ち前の器用さと明るい性格で、比較的イージーに人生の駒を進めていく一条廉。 しかし東京は、平穏な幸せを簡単に許してくれない。 運命の悪戯が、二人の男女の人生を交差させる。これは、“男サイド”を描いたストーリー。
2018.11.07
素敵な大人は「白金」へ後輩を誘う
かつて、自分が若手だった頃。遊び方や飲み方はすべて先輩が教えてくれた。 六本木や西麻布の艶やかさが日常になったとき、連れていかれた白金の桁違いの大人感に圧倒されたのを覚えている。 そう、後輩を一つ上の世界に誘い込むのは先輩の使命。 そして白金には、カッコいい先輩が素敵な大人の世界を教えるに相応しい名店が数多ある。シチュエーション別に五夜連続で紹介する。
2018.11.02
オトナの恋愛論Special
恋とは、どうしてこうも難しいのだろうか。 せっかく素敵な出会いをしても、相手に「また会いたい」と思わせない限り、デートにも交際にも発展しない。 しかし一見複雑に絡み合った恋愛でも、そこには法則があり、理由があるのだ ―
2018.10.28
高級住宅街「白金」の真実
白金。 東京に高級住宅街は数あれど、ここほど有無を言わさぬ圧倒的なブランド力を誇る地名はない。 だが、そもそも白金は、なぜこれほどまでに人々の羨望を得るのか。白金に住む人とはいったい何者で、なぜそこに住むのか。 その理由を、実際に白金で暮らす住人や有識者への取材を基に、歴史、ファッションなど、様々な角度から全三回に分け考察していく。
2018.10.23
私、“彼好み”になれない
女なら、経験のある方も多いだろう。 恋人にファッションをダメ出しされ、“俺好み”を強要されてしまうこと。そして愛されたいと願うあまり、自分の趣味を押し殺してしまう女性もまた、多いのではないだろうか。 総合商社勤務の芽衣(31歳)もまさに今、胸に葛藤を抱えている。 私、“彼好み”になれない。 というのも、インポート系ファッションを好む芽衣に、彼は女子アナ風ファッションを強要するのだ。 あなたなら、恋人のために好きなファッションを諦めますか?
2018.10.19
外銀女子
たまたま裕福な家庭に生まれただけ。 たまたま容姿に恵まれただけ。 そんなのちっとも羨ましくなんか無い。 “生まれつき勝ち組”だなんて胡座をかいていられるのは、今だけよー。 そう言って不敵な笑みを見せるのは、誰もが認める努力の女・佐藤直子(27歳)。 地方の下流家庭出身である直子は、猛勉強の末に東大合格、卒業後は外資系投資銀行に入社。独力でアッパー層に仲間入りした「外銀女子」である。 東京で最後に笑うのは恵まれた女?...それとも、努力の女?
2018.10.17
東カレ スペシャルイベント募集
東京カレンダーが読者の皆様にとっておきのイベントを開催! 皆様奮ってご応募ください。
2018.10.17
ダディ
港区界隈に生息している、40代・既婚の男たち。その名も「ダディ」。 仕事での成功は当たり前。 ハッピーな家庭も築き、アッパーエリアの公園に出没。 夜はイケてる腕時計をチラつかせ、「オッサン」を自称しつつ、部下にシャンパンを奢る余裕もある。 自他共に認める勝ち組オトコ、それが「ダディ」だ。 これは、今まであまり表立って語られたことのなかった、彼らの物語である。
2018.10.14
やっぱり、丸の内が好き。
夜になれば、幾多のレストランが輝きだす丸の内。 会社の仲間たち、先輩後輩、女性同士など、どんなシーンにもハマるお店があるから、すごく頼もしい。 さあ、楽しい夜の幕開け。今宵はどこに繰り出す?
2018.10.12
ポイズン・マザー
「親を大事にしろ」 人はそう、口を酸っぱくして言うけれど。 生まれてくる親を、子は選べない。 名誉や金にすがった親の“自己愛”の犠牲となった、上流階級の子どもたち。 代々続く地方開業医の娘として生まれた七海(31)も、そのうちの一人であった。 父の死をきっかけに、母は本性をあらわした。そんな母との関係に苦悩する女の、“幸せをかけた闘い”が幕をあけるー。
2018.10.10
30歳、わたしの改造計画
―30歳。 この年齢をひとつの節目として、自分を見つめ直す女性は多い。 ちょうど仕事への責任が重くなり、壁にぶち当たる頃。また恋愛でも、経験をそれなりに積んだがゆえに素直になれず苦戦するのだ。 彼女たちは、これをどう乗り越えていくのだろうかー? 美人で頭もよく、仕事もできると評判の美琴(みこと)も30歳を迎えたばかり。彼女もあることがキッカケで壁にぶち当たっていた。 そして自分を変えようと決意するが…!?
2018.10.10
デスパレートな2人
―社内恋愛― 会社員なら誰しもが一度は経験するであろう、秘密の恋。 毎日会えて、仕事のことも分かりあえる。もしかしたら普通の恋より、濃密な関係が築けるのかもしれない。 しかし…。 時にその濃密過ぎる関係が、残酷にも2人を切り裂くきっかけにもなりうる。 これは、ある会社で起こったリアルな“社内恋愛の悲哀”であるー。
2018.10.09
続・二子玉川の妻たちは
あなたは覚えているだろうか。 有り余る承認欲求のせいで、ただの主婦ではいられない女たちの戦いを。 「サロネーゼ」と呼ばれる、自宅で優雅に“サロン”を開く妻たち。空前の習い事ブームにより脚光を浴びた彼女たちだが、それも数年前までの話。 東京では早くも旬を過ぎ、サロネーゼの存在感は急速に薄まっている。 しかし妻たちは、タダでは転ばない。 彼女たちは今日も、“何者か”になることを求めてもがき続けているのである。
2018.10.08
Age32 岐路に立つ女
32歳。 それは、多くの女性が人生の岐路に経つ年齢である。 大人の女性として完璧に振舞えるほどではなく、かと言って20代のときのように“若さ”で勝負はできない。 特に東京で生きる女は、自分を見失いがちになるのではないだろうか? 美しく、賢く、性格も良い。三拍子そろった女たちが、次から次へと現れてくるのだから。 Age32。岐路に立つ女たちが、この年齢で手に入れておくべきものとは?
2018.10.04
セカンドの逆襲
ー夢は極上の男との結婚。そのためには、どんな努力も惜しまない。 早川香織、26歳。大手IT企業の一般職。 世間は、そんな女を「ゆるふわ」だとか「にゃんにゃん」と馬鹿にするかもしれない。 しかし、先入観なんぞに惑わされず、彼女の“秘めたる力”をじっくり見届けて欲しい。 ハイスペ男vs小動物系女の熾烈な戦いが、今、幕を開ける...!
2018.10.01
モテキ参上!
男ならだれでも一度は夢を見る、“モテキ”。 しかし突然訪れた”モテキ”が、人生を狂わせることもある。それが大人になって初めてなら、なおさら。 茂手木卓、29歳独身。趣味は微生物研究。 これまでの人生、「モテることなんて何の価値もない」と思っていた男。 しかし一度味わってしまった際限のない欲望からは、簡単には逃れられないのであるー。
2018.09.24
東京離婚事情
夫婦とは、不思議なものである。赤の他人同士が一緒になり、そして家族となって家庭を築いていく。 しかし、厚生労働省が発表している人口動態統計調査によると、2017年度で21万2,000組の夫婦が離婚している。 —永遠の愛を誓いますか? そう誓ったはずなのに、どうして離婚を選んだのか。踏み留まった方が良かったのか、それとも離婚して正解だったのか…。当人たちにしかわからぬ事情。 この連載では、離婚まで至った背景とその原因について探ってみた。
2018.09.20