いつからだろう。現実を生きる私たちが、夢を見なくなったのは。
どれだけ努力したって、叶わないことはある。
理不尽な力に、抗えないときだってある。
多くの人は、そう自分に言い聞かせ、今を生きることで必死になってしまうのだ。
アパレル企業で働く真理亜と広告代理店勤務の修も、かつては大きな野望を抱いていた。二人はすれ違い、10年という歳月とともにすっかり夢を忘れてしまったがー。
慣れきった日常から一歩を踏み出すのは、今なのかもしれない。憧れの夢をつかむチャンスは、みんなに平等なんだから。
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