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結婚ゴールの真実 Vol.14

結婚願望のない男 番外編:アンチ結婚主義者・吾郎がプロポーズを決断した、ある理由

私の大好きな彼氏には、結婚願望がない。

それを知ったのは、30歳の誕生日。順調な交際を2年も過ごした後だった。

東大卒のイケメン弁護士・吾郎との「結婚」というゴールを、疑うことのなかった英里。彼が結婚願望ゼロと知った日から、不安と焦りが爆発。

吾郎との破局を迎えた英里は、傷心を乗り越え、結婚願望のある男・きんちゃんと、結婚を決意しつつある。しかし、吾郎も黙ってはいなかかった...!

最終話を目前に、アンチ結婚主義者・吾郎が、その斜め目線な結婚観を語る。


誤解して欲しくないが、英里にプロポーズしたからと言って、俺の結婚に対する考えは、特に変わってはいない。

基本的に、「将来は花婿さんになりたい」なんて言う子供がいないのと同じように、心の底から結婚に夢を持つ男なんて、いるわけがないと俺は思っている。

「結婚したい」なんて本気......


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結婚ゴールの真実

「結婚=ゴール」なんて考えは、古すぎる。

東京には、結婚相手を探す女性で溢れかえっているが、結婚はゴールではない。

吾郎、34歳。長身イケメン、東大卒、超エリートの企業法務弁護士。

吾郎いわく、結婚をM&Aに例えるならば、M&A実施の調印式=結婚式であり、PMI=結婚後の生活となる。現代の東京において、PMI軽視の風潮は非常に強い。

…と言いながらも、吾郎は英里と結婚。しかし、彼のアンチ結婚主義は変わらない。

引き続き、既婚者たちの結婚生活を、彼独自の目線で観察していこう。

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