結婚できない女 Vol.20

結婚できない女:媚びとはつまり、サービス精神。媚びてでも目を引かないと何も始まらない

熾烈を極める東京婚活市場。

その中で「結婚したいのに結婚できない」と嘆く女には、いくつかの共通点がある。

ある行動により自分の市場価値を無駄に下げる女、逆に実態なく価値を上げ過ぎて機会損失している女……。

これまで、24時の誘いに乗る女〆のラーメンに行く女花嫁修業する女2番手の女理想は父親イケメン好き愛を育てられない女などの事例を紹介してきた。

最終回に登場するのは、媚びを嫌う女。


【今週の結婚できない女】

名前:奈津子
年齢:30歳
職業:広告代理店勤務
結婚相手に望むこと:上っ面に騙されない目

モテ・テクなんて、使わない


「奈津子さん、この動画知ってます?」

オフィスで隣の席に座る、1つ年下の後輩・かおりが、スマホ画面を見せてきた。

30秒ほどのその動画は、婚活女子がお食事会で男に気に入られるための「モテ・テク」を紹介するCMだった。

モテる女の「さ・し・す・せ・そ」(さすが!知らなかったぁ!すごーい!センスいい!そうなんだぁ!)は基本のき。

3つの首(手首、足首、鎖骨)を見せろ、あえて1mの距離を空けてから急に近寄れ、などのあざといモテ技の数々が披露される。最終的には、もちろん商品PRに繋がるのだが。

奈津子がかおりから知らされたように、口コミ拡散したくなるネタではある。広告手法としてはうまいな、と思うものの、自分がするかといえば、絶対にしないと断言できるような技の連発だった。

「...こんなのに騙される男、いるの?」

つい、強い口調になってしまった。

「どうなんでしょうね。でも、東京婚活市場にはこういうしたたかな若い女が続々登場するわけだから、我々も負けていられません..!」

かおりは笑いながら、怖い怖いと大げさに身震いをしている。

−こんなテクニックに騙される男なんて、こちらから願い下げだわ。

奈津子は、こういう「モテ・テク」連発のぶりっ子女が、大の苦手だった。

動画で見る分には楽しめるが、実際に食事会でこんな女と一緒になったら…そう考えるとぞっとする。

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