マウンティングの虚像 Vol.9

誰にでもある、2面性。マウンティングモンスターが、隠していた弱さをさらけ出した日

―マウンティングとは霊長類に見られる、社会的序列の確認と自己顕示のための行為。

東京の女たちは今日も霊長類のごとく、笑顔の裏でマウンティングを繰り広げている。

だが、一部の女は気づき始めた。 マウンティングは、虚像でしかないことを。

果たして、その世界から抜け出した先には、どんな世界が広がっているのか。

マウンティング世界の向こう側を、覗いてみたくはないだろうか。

東京でそれぞれの価値観で生きる、大手出版社に勤める麻耶(26歳)、港区女子・カリナ(27歳)、マウンティングとは無縁な女・玲奈(26歳)の3人。

麻耶は、玲奈の影響で徐々にマウンティングの世界から離脱していく。同時に新しく出会ったイノッチ食事に行った先で気持ちを打ち明けられ、彼氏との間で揺れる麻耶であったが…。


苦手意識のあった相手と向き合うタイミング


よく考えてみれば、飲食店経営だというイノッチの詳しい素性について、麻耶はほとんど知らなかったと言っていい。

彼は確かに魅力的な大人の男性ではあるのだが、なんだか得体の知れないところもあった。結婚適齢期の麻耶が本気で彼に絞って付き合うには、ややリスクが高すぎる気がしないでもない。

出会いもほんの2週間ほど前の、カリナ主催の食事会だ。

詳しいことをカリナに聞いてみたいが、姉のアドバイスもあって今は意識して連絡を取らないようにしている。

だが、一人で考えれば考えるほど、麻耶はわからなくなってしまう。それに、カリナのハッキリとした意見を聞いてみたくもあった。

少し躊躇いながらも、麻耶は思い切って連絡をとってみることにしたのだが…。

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