インター入学の最低条件は、5歳でバイリンガル?!
東京には、桁違いのお金持ちがいるものである。
取材班が言葉を失っていると、我々の脳内を察したのだろうか、若干抗議するようにエミさんが口を開いた。
「…息子が通うインターは、お金があれば入学できる学校ではないんですよ」
インターにも色々あるそうだが、エミさんが子どもを通わせているインターは都内でも学力の高さに定評があるのだという。
「入学前にスクリーニングという入学審査があり、子どもの地頭と適性を判断されます」
そもそも、当然だがインターの授業はすべて英語で行われる。
それゆえ入学する5歳の時点で、日常会話はもちろん、学科授業も理解できるだけの英語力を身につけている必要がある。
学校側も落ちこぼれの生徒を入学させたくないので、詰め込み型の試験勉強では誤魔化せない、その場の対応力が求められるような方法で子どもたちの英語力と地頭を審査するのだという。
5歳でバイリンガル。
それが、インター入学の最低条件である。経済的な問題もさることながら、日本人の親たちはこの条件をどうやってクリアしているのだろうか。
エミさん夫妻の場合は、前述のとおり外資系投資銀行に勤務していた経験があり、両親揃って英語が堪能である。
しかし日常生活の中では、意識的に英語を使わないようにしていたという。
「日本人である以上、まずは日本語をきちんと理解させることが大事だと考えているので」
−では、息子さんはどこで英語力を…?
「3歳から、 “プレスクール”に通わせました」
…!!
なんと、インターナショナルスクールへの入学を希望する日本人の親は、早い人だと0歳〜1歳から“インターナショナルプレスクール”に通わせるのだという。
−ち…ちなみに、そのプレスクールは年間いくらくらいかかるのでしょう?
取材班は、恐る恐る聞いてみた。そして返ってきたエミさんの答えに、文字通りポカン、と口を開けてしまった。
「プレスクールも、年間300万円ですね」
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