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  • なるほど納得!焼き鳥とヱビスが最高に合うのには、これだけの理由があった!

    さあ、いよいよ暑い日が続き、夏が近くなってきた! こんな季節はビールが旨い!

    ビールと相性抜群のメニューといえば、まず「焼き鳥」が思い浮かぶのではないだろうか。そして、名店といわれる焼き鳥店のビールは、なぜか「ヱビス」が多いのだ。

    その理由をビアソムリエの森本智子さんに伺い、マッチングの秘密を探りつつ、都内屈指の名店『鳥しき』の焼き鳥に合わせて徹底解剖してみた!

    ビアソムリエ 森本 智子さん。ドイツDoemens Akademie認定のビアソムリエ資格を日本人で初めて取得。ドイツ食品普及協会の代表もつとめ、ドイツビール文化の普及活動を行っている

    ビアソムリエに聞く「なぜビールに焼き鳥が合うのか?」の秘密

    今回お話を伺ったのはビアソムリエの森本智子さん。ビールの本場であるドイツに11年間在住し、ドイツビール文化やトレンドの発信などを続けている。

    そんな彼女から見てもヱビスビールと焼き鳥の相性は抜群だという。「ヱビスビールはドイツ・ビール純粋令に基づいて作られたビールです。ごくシンプルに、ビールに必要最適なだけの香りと味わいがしっかりと出ているヱビスビールは、決して料理の味の邪魔になることはありません。」

    ビール純粋令とは『ビールは、麦芽・ホップ・水・酵母のみを原料とする』という一文で知られるドイツ・バイエルンで500年前に制定された法律のこと。そんなビールの歴史を守り、余計な材料を足さないヱビスビールは、まさに「純粋な」ビールなのだ。

    焼き台から漂ってくる炭の香りを肴に、グビッと最初の一杯を飲み干すのもいいだろう。

    なるほど!だから「焼き鳥」にはヱビスが合うんだ!

    ヱビスビールの特徴はなんといっても麦芽とホップのバランスの良さにあると森本さん。「ヱビスビールは、ホップの香りと苦味、モルトのコクのバランスがよくオールマイティーに飲むことができるビールだと感じます。」

    それゆえ、串によって変わる焼き鳥の多様な味わいに合わせられるのだという。「モルトのコクがあることで、焼き鳥の噛んだときに広がる深い旨みに合う。そして、ホップの香りもさわやかなので、最後まで美味しく焼き鳥とビールを味わうことができますね。」

    「伊達鶏」の美味しさを象徴している部位のひとつが「レバー」だ。鶏は内臓を食べればその鶏の美味しさがわかるという。レバーが苦手な人でも食べられるというほど、クセの少ない逸品だ。

    本当にマッチするのか?都内屈指の焼き鳥店「鳥しき」で検証!

    実際に焼き鳥とヱビスビールの相性の良さを確かめるべく、開業当時からヱビスビールを提供し続け、大将自身も根っからのヱビス党である焼き鳥の名店『鳥しき』へお邪魔した。

    同店のメニューは「おまかせコース」のみ。お客の食べるペースに合わせて1本1本提供するスタイルをオープンから現在まで貫き続けている。

    焼き鳥はもちろん、串打ちから焼き、提供方法まで全てこだわり抜いている池川さん。 そんな彼がヱビスを選ぶのは、「五感で楽しむ焼き鳥」という彼の信念にぴったりのビールだからだという。

    人気の「つくね」は、食感がわかりやすいように軟骨を多めに入れ、もも肉など、さまざまな部位と合わせているという。

    実際に味わってみると、まず焼きあがる前の最初の一杯として、ヱビスのコクに食欲がそそられる。

    そして森本氏が語るように、焼き鳥を食べ進めると感じる炭の香りにホップの香りが寄り添って、何杯飲んでも飽きが来ない。

    ヱビスビールと焼き鳥が生み出す相乗効果マジックは正しかった!

    縫うように串に刺していくという「手羽先」は、串打ちにも熟練技を感じる。

    「かしわ」。プリッとした身の弾力と旨みが、口に入れた瞬間に溢れ出す。

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