結婚できない女 Vol.13

結婚できない女:「丸ごと愛して」は女の傲慢。手の内は、結婚してから見せるのが正解

熾烈を極める東京婚活市場。

その中で「結婚したいのに結婚できない」と嘆く女には、いくつかの共通点がある。

ある行動により自分の市場価値を無駄に下げる女、逆に実態なく価値を上げ過ぎて機会損失している女……。

これまで、24時の誘いに乗る女都合のいい女食事会NG通告を受けた女花嫁修業する女港区女子2番手の女などの事例を紹介してきた。

今回は、総合商社の一般職として働く28歳、美保が登場。


【今週の結婚できない女】

名前:美保
年齢:28歳
職業:商社一般職
結婚相手に望むこと:自分のやりたいことを応援して欲しい

好きなタイプは、自分に合わせてくれる男。


「美保ちゃんの明るくてはっきりしてる所、やっぱり俺、好きだなぁ。」

ランチデートで訪れた、都立大学のビストロ『ユーゴ』

監査法人に勤める公認会計士・修二にそんな風に言われ、美保の心に甘酸っぱい香りが漂う。

修二とは、約2か月前に会社の同僚たちと参加したお食事会で出会った。

彼は、少々女性慣れしていない、垢抜けない感じはあるものの、母性本能をくすぐる甘いマスクをしている。

最初から美保のお気に入りだった。だが、だからこそ訝しんでしまう。

―好物件に違いないのに、どうして独身なのかしら。

アラサーともなると、どうも猜疑心が強くなってしまう。

しかしよくよく話を聞いてみると、修二は28歳でようやく会計士試験に合格したらしい。遅れを取り戻すように仕事第一の人生だったから、なかなか女性と真剣交際する余裕がなかったのだという。

そんな修二も32歳になり、仕事にもようやく慣れてきたそうで、次に付き合う子とは結婚前提のつもりだ、と聞かされ、美保の心は俄然盛り上がる。

美保は学芸大学、修二は中目黒と、ふたりとも東横線沿線に住んでいる気軽さもあり、それから時々デートを重ねるようになった。

週末の今日、美保は夕方からお料理教室に出かける予定がある。誘いをくれた修二にそう伝えると、それなら近場でランチしようよ、と美保の予定に合わせてくれた。

『ユーゴ』も、出来たばかりで気になっていると美保が言ったら、「じゃあそこに行こう」と言ってくれた。

そういう、自分に合わせてくれる男こそ、美保の求める男性像なのだ。

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