婚活は、ワインスクールで Vol.6

ナポレオンも真っ青?寝てない自慢の医者。それでも、彼のSNSパトロールはやめられない

やみくもに婚活に励むのは、もう終わり。

ある強かな女たちは、婚活の場をワインスクールへ移した。

スクールに通うほどワインが好きな男は、高い年収を稼ぎ、洗練されたライフスタイルを送っている者が多いはずだ。

ワインの知識を深めながら、虎視眈々と男性を見定める女たち。

果たして、その思惑は実るのだろうか?


婚活のため”表参道ワインアカデミー”へ入学した美咲。

しかし、既婚者・雅彦からのしつこい誘いや、芹那の存在に頭を抱え、なかなか事がうまく運ばない。そんな矢先に、イケメンドクター・研二と街でばったり再会し、食事の約束を交わしたのだった。


—美咲ちゃん、当直明けで返信遅くなってごめん。来週の日曜日、楽しみだね。

会議中にも関わらず、美咲はデスクの下でこっそりスマホを見ていた。研二からのLINEを読み、思わず笑みがこぼれる。

先日、ワインスクールの授業後に、予定通り研二との食事の約束をとりつけた。

ところがあいにく、2人きりのデートだと思っていたのは美咲だけで、研二は複数での食事会のつもりだったようだ。

これにはかなり意気消沈したが、気をとりなおして真千子に来てもらうことにした。食事会がうまくいけば、デートにもきっと誘われるはず。そう自分に言い聞かせる。

—研二さん、私も楽しみにしてます!それにしてもお仕事忙しそうですね。睡眠ちゃんと取れてますか?

返信が来るようにと期待をこめ、あえて疑問系で締めくくり、メッセージを送信した。

すぐにスマホがブルブルと振動し、すかさずLINEを開く。

しかしそれは研二からの返信ではなく、大手通販サイトの広告LINE。かわいらしいパンダが描かれた広告を確認し、美咲は少しだけ肩を落とした。



会社から帰宅した美咲は、スマホ片手にFacebookで研二のタイムラインを見ることに没頭していた。気になる相手ができると、交友関係やライフスタイルを知りたくなってしまい、“SNSパトロール”がやめられない。

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