東洋経済:『最強の働き方』『一流の育て方』 Vol.26

乗ってきた瞬間に残念感が凄すぎる「エレベーターのお作法」が死んでいる二流人の3大欠点はこれだ!

まず、エレベーターに乗った途端にバレるのが、行き先をわかっておらずバタバタしている二流の人たちだ。

「仕事能力の有無」まで暴露されてしまう密室空間

【1】「行き先をわかっていない」ことがバレる

彼らは訪問先のオフィスに無事到着したことで油断してしまい、行き先のフロアを把握していなかったりする。最上階まで上がって、1階まで戻ってくるという恥ずかしい失態をさらしている三流の人も少なくない。

なかには行き先を知らないどころか、そもそもエレベーターの「正しい使い方」を知らない四流の人も存在する。ちなみにホテルなどで、カードをかざさなければならないことを永遠に理解せずに、何度も力づくでボタンを連打して大パニックになっている人は、五流とのそしりを受けても仕方ないであろう。

エレベーターでバレるのは、一流の仕事に必要な「基本的な注意力」や「計画性の有無」のみならず、一度住所を見たら、階数まできちんと覚えられるという「記憶力の程度」、すぐに必要な情報がどこにあるかを把握しているという「整理能力の有無」である。ついでにいえば、エレベーターの使い方くらい知っているという「常識の有無」まで暴露されてしまうのである。

【2】「社交性のなさ」がバレる

次にエレベーターでバレるのが「社交性の有無」である。

別に百貨店やオフィスビルで「全員にあいさつせよ」と言うつもりはないが、自宅マンションでしょっちゅう顔を合わせるのに、あいさつの一言も発せず、シーンと沈黙の時間が毎回流れるのは、「二流のエレベーター」といっても過言ではないだろう。

小さな子どもから、気持ちよく大きな声で「こんにちは!」とあいさつされて戸惑い、大人の自分からは一言もあいさつできなかったことを恥ずかしく思った人もいるのではないか。

欧米にいると、エレベーターの中で軽くあいさつするのが当然なので、こちらも自然に話しかけたりする。しかし、日本ではどうも「他人に話しかけると変なおじさんと思われてしまう」という固定観念から、常識的なあいさつまで避ける傾向が強いように思う。

しかし、いくら近所付き合いが希薄な都会とはいえ、自宅のマンションのエレベーターでいつも顔を合わせるのにダンマリを決め込むのは、「あの人は、二流に転落している」と後ろ指を指されても、仕方がないだろう。

日頃顔をよく合わせる人に自宅のエレベーターできちんとあいさつをするかどうかで、そもそもその人に「自然に感じよくあいさつをする習慣」があるかどうかがバレるのである。

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