東洋経済:『最強の働き方』『一流の育て方』 Vol.28

採用活動で学生にモロバレしちゃってる、駄目企業の3大特徴はこれだ!

「学歴・頭のIQ」で、「仕事能力」は判断できない。仕事ができるかどうかは、「仕事のIQ」にかかっている。

『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』と『一流の育て方』(ミセス・パンプキンとの共著)が合わせて25万部突破の大ベストセラーになった「グローバルエリート」ことムーギー・キム氏。

彼が2年半の歳月をかけて「仕事のIQの高め方」について完全に書き下ろした最新刊『最強の働き方――世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・同僚に学んだ77の教訓』は、早くも20万部を突破、「ITエンジニアに読んでほしい!ビジネス書大賞 2017」の大賞を受賞し、世界6カ国で翻訳も決定するなど、世界中で注目を集めている。

本連載では、ムーギー氏が「世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・同僚に学んだ教訓」の数々、および「日常生活にあらわれる一流・二流の差」を、「下から目線」で謙虚に紹介していく。

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採用活動の隅々ににじみ出るのが、その会社の「ブラックっぷり」である。

「二流企業の実態」がここまでバレる

【1】会社の「ブラックぶり」がバレる

最近、さまざまな企業のインターンや採用面接に参加している有名私大の女子大生に、面接を受けていて感じる「二流企業の実態」についていろいろ聞いてみた。

すると彼女いわく、学生は「エントリーシートの受付時間が夜の12時過ぎか、それとも朝の9時からかで」その会社のブラックっぷりを査定しているというのだ。

深夜にエントリーが始まる会社はその時点で、時間外労働を押し付ける「ブラック企業」認定されるというのである。

同じく、採用担当者からのメールが夜遅かったり早朝だったりすると、それだけで「この会社はひたすら酷使される」と警戒心が急上昇するのだという。

エントリーシート受付開始時間のタイミングや、採用担当者から送られてくるメールの送信時間ひとつで、その企業の「真っ黒」ぶりが、赤裸々に暴露されてしまうことを、われわれ社会人は肝に銘じなければならない。

【2】「面接官がバカなこと」がバレる

次に採用活動でモロバレなのが、その会社の面接官の「バカさ加減」だ。

私も学生時代に経験したが、面接のときに今時“ダレ得”の、恥ずかしすぎる圧迫面接をする人たちがいる。まだ雇われてもいないのに上司ぶった偉そうな態度をとり、おまけに人生の批判や説教を始める二流の面接官たち。

そういう人に限って、面接の質問も、無意味な質問のオンパレードだ。「自分を動物にたとえるなら?」「あなたの色は何色ですか?」などの、突飛に見えてありきたりなつまらなすぎる質問を繰り広げる、ダメな大人たち。

彼らは端的に言って、「面接官たる自分が学生から評価されている」ことを理解していない。

今どき、自分の「バカな質問や愚劣な面接の態度」が即SNSに書き込まれたり、人事部に通報されたりして自分が窮地に立たされることなど、みじんも想像できないのだ。

面接における会社側の態度ひとつで、その後、入社したあとも二流の上司に苦しめられる三流ブラック企業であることが、面接の段階ですっかり見透かされてしまう。

また、そのような面接官を会社が選んでいる時点で、その会社のレベルも、バレバレに暴露されているといえるだろう。

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