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私、港区女子になれない Vol.8

私、港区女子になれない:年収1,000万円の慶應ガールが言う「普通の男」は一体どこに?

大手広告代理店で働く篠田涼子の心をざわつかせる、男の愛を利用して生きる女・香奈

香奈は涼子の青春時代の元カレ・洋輔に接近し。その事実を知った涼子は、洋輔に要らぬ忠告をして痛恨のひと言を浴びてしまう。

香奈は2年間不倫関係にあった倉田と別れ、すぐに洋輔の家で同棲を開始

一方仕事に邁進する涼子だったが、仕事上でも結局女としてしか評価されていないと知って傷つく

そんな涼子に、洋輔の同期・麻美が、IT経営者のイケメンを紹介すると言い出して…。


私は、中身のある女?


「髪色をワントーン落として…あと、トリートメントもお願いします。」

涼子は今、ヘアサロンに来ている。

なぜなら今夜、大学のサークルの先輩である麻美が、涼子と同い年のIT経営者・小林誠を紹介してくれることになっているからだ。

IT経営者と聞いた時は、『1967』で出会......


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私、港区女子になれない

港区女子。

それは“女”としての魅力を最大限に利用し、したたかに生きる女たち。

しかし東京にはもちろん、こんな女性たちばかりではない。
高学歴やキャリアを武器に、自立して生きる女性たちも少なくない。

彼女たちは港区女子に反発しながら、口を揃えてこう言う。

「私、港区女子になれない」

慶應義塾大学卒、大手広告代理店勤務の篠田涼子(29)もそのうちの一人。
彼女の目の前に、港区女子・香奈が現れ、改めて自身の生き方を問う。

涼子は果たして、香奈より幸せになれるのか?

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