私は、中身のある女?
「髪色をワントーン落として…あと、トリートメントもお願いします。」
涼子は今、ヘアサロンに来ている。
なぜなら今夜、大学のサークルの先輩である麻美が、涼子と同い年のIT経営者・小林誠を紹介してくれることになっているからだ。
IT経営者と聞いた時は、『1967』で出会......
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「髪色をワントーン落として…あと、トリートメントもお願いします。」
涼子は今、ヘアサロンに来ている。
なぜなら今夜、大学のサークルの先輩である麻美が、涼子と同い年のIT経営者・小林誠を紹介してくれることになっているからだ。
IT経営者と聞いた時は、『1967』で出会......
港区女子。
それは“女”としての魅力を最大限に利用し、したたかに生きる女たち。
しかし東京にはもちろん、こんな女性たちばかりではない。
高学歴やキャリアを武器に、自立して生きる女性たちも少なくない。
彼女たちは港区女子に反発しながら、口を揃えてこう言う。
「私、港区女子になれない」
慶應義塾大学卒、大手広告代理店勤務の篠田涼子(29)もそのうちの一人。
彼女の目の前に、港区女子・香奈が現れ、改めて自身の生き方を問う。
涼子は果たして、香奈より幸せになれるのか?
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