2017.02.21
SPECIAL TALK Vol.292020年のニューリーダーたちに告ぐ
宮城県気仙沼で手編みのセーターやカーディガンを製造、販売する「気仙沼ニッティング」。震災後の気仙沼で同社をゼロから立ち上げた御手洗瑞子氏は、弱冠31歳ながら、そのキャリアには目を見張るものがある。
東京大学経済学部を卒業後、コンサルティング会社を経て、民主化直後のブータンで首相フェロー※として、国の観光産業発展に道筋をつけた。他に類を見ない生き様の根底には、ひとつの価値観にとらわれないようにという行動哲学がある。
御手洗氏の生き方から、次世代のリーダーとなるヒントを探る。
※首相フェロー=専門知識を持った若手の外国人がブータン政府の役人として、1年間ブータンの発展に貢献するプログラム
金丸:本日はわざわざ気仙沼からお越しいただき、ありがとうございます。
御手洗:こちらこそ、お招きいただきありがとうございます。
金丸:本日は昨年10月にオープンした青山の『CRISTA』をご用意しました。
御手洗:スゴく素敵な空間ですね。シェフがアメリカの方で、お肉が美味しいとあったので、今日はシンプルでガッツリしたお料理をいただくつもりで来ました(笑)。
金丸:クラフトビールにもこだわっているようなので、早速ビールをいただきましょう。まずは自己紹介も兼ねて、会社の事業内容を教えていただけますか?
御手洗:宮城県の気仙沼で「気仙沼ニッティング」という手編みのセーターやカーディガンを製造、販売する会社の代表をしています。創業は2012年で、気仙沼で暮らす約60人の編み手さんが、一枚ずつ手編みでつくっています。高品質で一生もののセーターになるとお客様には大変好評で、オーダーメイドの商品はいま約200人待ちの状況です。
金丸:すごいですね。今日御手洗さんが着ているセーターも素敵ですね。
御手洗:ありがとうございます。これは「バーニーズニューヨーク」とコラボレーションしたアイテムです。
金丸:おいくらですか?
御手洗:19万4000円です。いつもは編み物作家の三國万里子さんという方にデザインしてもらっているのですが、はじめてゲストデザイナーにデザインしてもらいました。
金丸:見ているだけで、品質の良さが伝わってきます。今回御手洗さんをお招きしたのは、そのキャリアがずば抜けてユニークだと思ったからです。まだ31歳とのことですが、現在に至るまでの道のりをぜひ聞かせてほしいと思っています。
御手洗:とんでもないです。こちらこそよろしくお願いします。
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