東京グラマラススカイ Vol.6

ロハスなんて大嫌い。田舎の澄んだ空気より、都心の汚れた空気が好き

—社会からの目を気にして、自分の欲望を隠して生きる大人たちへー

子供の頃、思い描いていた夢は何だったのだろうか。

大人の階段を登るたびに見失う夢のカケラ。
代わりに手にいれるのは、周囲の視線を気にして何となく合わせる術。

今のままで本当に良いのだろうか?東京という大都会に住んでいながら、“欲はない”と言うほどカッコ悪いことはない。

無難が一番と思っていた翔太だが、アキに出会い、フェイク・シティー東京での様々な人間の欲に揉まれ始めた。そんな中、翔太は高級車を購入し、どんな女でも落ちると豪語し始めたが...


住んでいるエリアは価値観のバロメーター


月曜の朝、南北線に揺られながら、今週の仕事と、夜のお食事会のスケジュールを頭の中で整理する。世間の人は、月曜が嫌いだというが、私は月曜が好きだった。また新たな楽しい一週間が始まるから。

最寄駅・白金高輪から会社がある六本木一丁目まではたったの4分。そして出社時間が朝の10時ということもあり、車内は空いている。

「やっぱり、住むなら都心に限るよね...」

通勤時間は1時間以上という人もいるが、家庭がある人や実家に住んでいる人以外、独身でそんな遠い所に住んでいる人の気が知れない。多少家賃が高くても、結局飲みに行ったらタクシー代もかかるし、東京をエンジョイするなら都心に住む以外は考えられない。

「結婚しても、都心に住みたいと思える人じゃなきゃ嫌だな...」

会社に着き、フロントでIDカードをかざして中に入ろうとすると、妙に浮かれた顔をして優子が近づいてきた。

「ねぇ、アキ聞いて。昨日翔太さんの家にお泊まりしちゃった♡」

【東京グラマラススカイ】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo