五反田ラバー Vol.3

「五反田在住」というと、食事会で失笑?東京のシリコンバレー・五反田を舐めんな!

東京では、初デートの街を五反田にすると女の子から冷めた目で見られることもある。

だが、おにやんんまのうどんに感動したことをきっかけに、五反田という街のディープさにすっかり虜になり、周囲へ五反田の良さを啓蒙し、“五反田ラバー”の布教活動に勤しむようになった男がいる。

雑誌編集者・健太(29歳)。気になる女性・加代を五反田に誘い、とっておきのデートプランを考えるも、「えっ、ここ、五反田だし」と五反田ではデートと思ってもらえず、見事撃沈してしまう。

そんな傷心の健太が今日訪れる、五反田を代表するお店とは……?


招き入れた、新たな五反田ラバー


年末の土曜日、健太は目黒川沿いの行列に並んでいた。今日は友人の章吾を誘って、ある店を訪れたのだ。

章吾は同じ明治大学出身、29歳だ。在学中は互いに全く知らなかったが、恵比寿の『夜木』で偶然隣の席になり、話してみると近い業界にいる上、同じ大学出身、同じ年という事が判明し急激に仲良くなった。

章吾は大手印刷会社で営業をしている。雑誌編集をしている健太にとって、取引先だ。だが仕事での絡みはないため、気楽に情報交換ができる相手だ。

章吾はつい先日まで中目黒に住んでいた。それが今では立派な五反田ラバーになったのだ。ひとえに健太による五反田プレゼンの賜物だ。

五反田ラバーが増えたことが嬉しくて仕方ない健太は、土曜日の午後、とっておきの店でのランチに、章吾を誘ったのだった。

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