マリッジブルー、29歳 Vol.5

定時帰りで家事も完璧?んなわけねえだろ! 婚約者の理想の女性像に嫌気がさした損保OL

結婚。

それは多くの20代、30代の人々にとって関心の高い出来事の一つだ。

しかし結婚したいと心から望んでも、いざそれが実現しそうになると、直前で怯む人は多い。

「本当にこの人でいいの?」と考えたり、相手の家族とうまくいかなかったり、結婚式の準備で揉めるカップルも多い。

そう、それが世に言う“マリッジブルー”。

マリッジブルーにハマってそのまま抜け出せない人、無事結婚まで辿りついた人さまざまだが、29歳という節目でマリッジブルーに陥った人たちに焦点を当てる。

これまで登場したのは、証券会社秘書聡子、男のマリッジブルーにハマったヒロシ、ミスコンファイナリストの朋子、結婚に不信感を抱く大病院の跡取り息子。今回登場するのは…?


損保OL真実、30歳。「受験」「就職」そして「結婚」もうまくやるはずだったのに…。


「今日のご飯は?」

当たり前に発せられるその一言に恐怖を覚えたのが、マリッジブルーだと気付くきっかけだった。

都内の女子大を出て、彼と知り合ったのは26歳の頃。お互い、学生時代から付き合っていた恋人と別れた直後だった。

かつて通っていた女子大は、少し古めかしいけれど「良妻賢母」を目指す感じの子が多く、その例に倣うように私も出来る限り手堅い結婚を望んでいた。

中堅損保会社のOLという仕事にやりがいを求めてはいないが、与えられた仕事を地道にそつなくこなしているので評価も悪くない。

たまプラーザにある実家から丸の内まで通い、給料は好きなように使えたし、女子会やら習い事に精を出すお気楽なOLだった。

それなりにうまくやってきた人生。

「受験」「就職」そして「結婚」も、世渡り上手の私にとって易々とゴールできるはずだった。

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