マリッジブルー、29歳 Vol.1

マリッジブルー、29歳:証券会社美人秘書が「あみだくじ」で結婚相手を決めようとした理由

結婚。

それは多くの20代、30代の人々にとって関心の高い出来事の一つだ。

しかし結婚したいと心から望んでも、いざそれが実現しそうになると、直前で怯む人は多い。

悩みにハマったら最後、なかなか抜け出せない。それが“マリッジブルー”。

そのまま抜け出せない人、無事結婚まで辿りついた人さまざまだが、「29歳」という人生のターニングポイントとも言える時期に、結婚に悩んだ人々に焦点を当てる。

今回、大手証券会社で秘書をしている聡子が、マリッジブルーについて語る。


聡子、29歳。目標達成を前に陥ったマリッジブルー


マリッジブルーはひどかったけれど、今は幸せだ。

いや、「そう思っていないとやってられない」というのが本音なのかもしれない。

私は22歳のときに日系の大手証券会社に入った。既に7年の時が過ぎ、今年で29歳。女子大の付属上がりの温室育ち。これまでの人生は容姿だけで生き抜いてきたようなものだ。

男性からのアプローチが絶えたことはなく、就職活動の頃から漠然と意識していた「30歳までにそれなりの収入と容姿を持った男と結婚する」という目標も難なくクリアするだろう、と疑ったことがなかった。

そんな私が結婚を決めた相手は、同じ会社で5歳下の後輩、裕太だ。

婚約を発表した時、周囲は騒然とした。付き合っているのも徹底的に隠していたし、ましてや彼は入社して間もないような若い男の子だ。

爽やかなスポーツマンタイプの彼は社内でもとりわけ人気が高かった。彼を狙っていた女子社員からは「何であんなおばさんと」と陰口を叩かれた。しかし、彼が本気だと分かると、そんな噂も自然と鳴りやんだ。

プロポーズされた当時、29歳。

「30歳までにそれなりの収入と容姿を持った男と結婚する」というゴールがついそこまで見えていたにも関わらず、2カ月間答えを保留した。

表向きには「24歳の若い彼の人生を慮った」ということになっているけれど、真実は違う。

私には忘れられない人がいて、プロポーズされた後、ひどいマリッジブルーに陥ったからだった。

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