小宮山雄飛の“英世”なる食卓 Vol.27

かき揚げ丼にカレーがオン?!老舗蕎麦屋のどんぶりが斬新すぎる!

curated by
小宮山 雄飛

年間200軒のカレーを食べ歩き、自身でも本を出版してしまうほどカレー好きな小宮山雄飛さん。そんな小宮山さんの審美眼に叶った、変わり種のカレー丼をご紹介しよう。

カレーかき揚げ丼 ¥ 750

『天重 本店』の「カレーかき揚げ丼」(平日ランチ限定)

たぶんみなさん食べたことがないだろう珍しいカレー丼がある! との雄飛さんの誘いで、オフィス街にある一軒の天ぷら店へ足を運んだ。

「かき揚げ丼にカレーがかかっている、おそらく日本でもここだけじゃないかなと思うほどユニークな組み合わせ。実はほかのお店でランチをする予定で向かっていた途中に、こちらの前を通りかかり、『かき揚げカレーって何!?』と衝撃を受けたのが出会いでした。その日の予定は即キャンセルして、すぐにトライしてみました」

「お蕎麦屋さんのカレーともまた違う、サラサラタイプのアジアンテイストなカレーというのも面白くて、想像をいい意味で裏切られました。サクサクに揚がったかき揚げと見事にマッチしていて最高なんです」

軽く揚がったかき揚げと、海老、鱚などが入ったコスパの良さが魅力の天ぷら定食 花¥1,200

ランチのみプラスして食べたい、ミニうどん冷(セットには+¥250 、単品¥350)

常に揚げたてを提供し、季節によって揚げ方を変える。職人の熟練の技が光る

創業1965年のこちらは、かの大物政治家にも贔屓にされ愛されたお店。現在は2代目店主が味を守り継いでいる。姉妹店で30年前にマネできないカレーを! ということで生まれた「カレーかき揚げ丼」は、今では本店のみの人気メニューだとか。

「見た目には想像つかないですけど、カレーはけっこうしっかり辛いんです。シャバシャバしたカレーに、一味唐辛子が効いていてやみつきです」

天ぷらの老舗にカレー目当てで通う…。この行動力こそが、食通たる所以なのかもしれない。

美味しい天ぷらの揚げる音が響き渡る、香り立つ店内

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