慶應ガール、29歳 Vol.9

慶應ガール、29歳:婚約者に逃げられ、荒れまくった代理店女子を救ったモノとは?

大学時代「慶應ガール」と呼ばれ、華やかなイメージを持たれている慶應卒の女性。しかし、そのすべての女たちがそのイメージ通りの生活を送っているのだろうか?

慶應というブランド力を持ちながらも、その派手さを苦手とし、日陰の人生を送るのを好む女もいる。そんな「慶應ガール」の人生とは?

今週は30歳目前に年下婚約者に逃げられ、ボロボロになった慶應ガールを紹介する。


<今週の慶應ガール>

氏名:萌香
職業:大手広告代理店営業
学部:商学部
年収:900万円
住居:白金高輪の2LDKマンション
家賃:25万
出自:三茶生まれ三茶育ち。フェリス女子校を卒業後、現役で商学部に入学。
ステータス:婚約中の彼氏と同棲中

婚約中の彼氏が突如音信不通に!


「29歳の頃、実は今の彼じゃない別の人と婚約していました。本当に信じられない話なんですけど、その人にある日突然逃げられちゃって…。今や笑い話ですけど、当時はもう立ち直れないかもってくらいショックを受けました。」

そうあっけらかんと話す女性は、萌香、32歳。彼女は慶應大学商学部を卒業後、大手広告代理店に入社。約10年間テレビ局を担当する営業の部署で働いてきた。

27~28歳の間に周りの友人らが次々と結婚して行き、結婚熱に火が付いた萌香は、当時付き合っていた3個年下の真之介をうまい具合に説得し、プロポーズを取り付けた。真之介は大手メーカーに勤務しており、元々萌香の大学の後輩で、学生時代は体育会のラグビー部で活躍していた。

「私、女子校育ちのせいか昔からスポーツマンに弱くて…。大学受験も早稲田のスポーツ科学部が第一志望でした。実際合格したんですけど、キャンパスがびっくりするくらい田舎で…、それで第二志望だった慶應商学部に決めたんです。学生時代は学内の体育会系の男子とばかり飲み会してました。」

真之介との出会いも、ラグビー部の同級生からの紹介だった。バリバリと代理店で働くキャリアウーマンは、当時新入社員だった真之介にとって“素敵なお姉さま”に見えたのだろう。その後真之介からアプローチを受け、二人は交際に発展する。

「彼は美味しいお店とか、お酒の飲み方とか全然知らないダメな子でした(笑)。でも不器用ながらも一生懸命尽くしてくれて…そういうところが可愛いなって思って…年下の魅力にハマっちゃった感じです。お付き合い自体はすごく順調だったと思います。やや私がけしかけた部分もあったんですけど、交際4年目で彼からプロポーズしてくれたんです。」

代理店とテレビ局、毎日男社会の中で戦っている萌香にとって、擦れてないピュアな年下君は癒しの存在であった。「好みじゃないってがっかりさせちゃったら申し訳ないから…」そう言って、真之介はバラの花束と、カラのリングボックスを渡す形で萌香にプロポーズをしたらしい。

幸せいっぱいだったはずの萌香に悲劇が起きるのは、それから半年後のことだ。結婚式を3ヵ月後に控えていたゴールデンウィークに、二人は式場との打ち合わせに一緒に向かうため、駅で待ち合わせをしていた。

しかし、約束の時間になっても真之介は一向に現れず、いくら携帯に電話を掛けても応答もなし。それからまさかの音信不通の状態が、一週間以上続いたのだ。

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