あるようでなかった!六本木・恵比寿できちんと接待に使える名店4選

一面が大きな窓で開放的な店内。サービスが行き届くよう、あえてテーブルの数を減らし、ゆったりとした配置に

“今”を愉しむ空間や食材がテーマの気鋭な店『プロヴィジョン』

六本木

2016年2月、ミッドタウンそばにオープン。「コンセプトは“今”を伝えるレストランです」とレストラントゥールの品治典明氏。“レストラントゥール”とは聞き慣れない肩書だが、レストラン経営のプロフェッショナルのこと。品治氏はハワイの一流店で腕を振るった後、昨年帰国し、店を立ち上げた。

サービスのプロが手掛けるだけに、空間や時間の“今”を楽しませる配慮が随所になされている。例えば照明。「キレイに見えるように」と店内はダウンライトで暗めだが、テーブルにはスポットライトを当て、料理が映えるよう巧みに計算されている。

また、テーブルセッティングに箸を用意しているのもさりげない気遣いだ。

「空豆とグリンピースのトロフィエ」。色鮮やかな夏を感じさせるパスタ。季節などによりメニューは異なる。写真は一例

料理はイタリアン・フレンチをベースに、和のエッセンスもプラス。ここにもまた、“今”への想いが込められている。それは旬の国産食材へのこだわりで、奈良県の福仁和農園から届く季節の有機野菜や、築地で厳選した旬の魚などをふんだんに用い、経験豊富なエグゼクティブシェフが、見た目も鮮やかなひと皿に仕上げてくれる。

心地よいサービスと日本の四季を感じられる料理に出会えるので、ビジネスシーンではかなり重宝。品治氏は英語も堪能なので、外国人ゲストをもてなすのにもおすすめの店である。

「岐阜県鮎のコンフィ」3,200円。ふっくらと肉厚な夏の川魚。アンチョビとバターのソースで。季節などによりメニューは異なる。写真は一例

左.ワインはフランスや国産を中心に常時40種を用意。グラスワインは赤・白・泡各2種で1,100円~
右.店内は臨場感溢れるオープンキッチン。シェフが素材のよさを引き出した料理でもてなしてくれる

※こちらの店舗は、現在閉店しております。

「旬のおまかせコース」1万5,000円の造り。大根の桂剥きを朝顔に見立てた器に、鱧、福子、水蛸を盛り付け。コース内容は季節などにより異なる。写真は一例

匠の技で仕立てる旬の日本料理を食す『日本料理 温故知新』

恵比寿

情緒豊かな四季の移ろいを目と舌で感じさせてくれる日本料理。店名の通り“温故知新”の精神が息づくこの店では、伝統を重んじながらも現代人の感性に合う新しい日本料理を創造。その味わいは、大切な人をもてなすのに打ってつけだ。

賑やかな恵比寿の飲食店街にありながら、引き戸の向こうに待っているのは静かで穏やかな和の空間。中央に飾られた季節の生花が、ゲストを粋に迎えてくれる。

用意されているのは、この道19年の料理長が持つ技と心を堪能できる「旬のおまかせコース」。「日本料理の良さは四季の趣を感じられること。それぞれの季節には、はしり・旬・なごりがあり、同じ食材でもその時期に一番美味しく食べていただける料理に仕立てています」と料理長。

鰹と昆布の合わせ出汁が味わい深い「お椀」と、鰻、黒毛和牛フォアグラ焼きなど盛りつけた「焼物」。コース内容は季節などにより異なる。写真は一例

また、先付から水菓子まで全ての料理を小さめのポーションにすることで、コースを通して旬の食材を少しずつ味わえるよう工夫したり、乾杯のビールに合う揚げ物を先付として出したりと、コースの随所に料理長独自のアイデアと心遣いが感じられる。

こだわりの日本酒はコースに合うものを料理長自ら厳選し、「本日の日本酒」として常時5種揃えている。旬を宿した美しい料理の数々と熟練された匠の技を、恵比寿の真ん中で存分に味わってみてはいかがだろう。

左.銀座の料亭で料理長を務めた後『温故知新』の料理長に就任した児玉雄作氏は18歳から料理の道へ
右.個室は落ち着きのある掘りごたつの座敷。2部屋用意されており、2~10名まで対応できる

毎週季節に合わせて飾られる生花は「ohana 仙石本家」のフラワースタイリスト仙石達也氏の作品

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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