2016.01.10
「どこで食べても、どれを食べても必ず美味しい。だからこそ、とびきり美味しくて、殿堂入りと呼べるハンバーグを探してみようって」そう語るのは、モデル・市川紗椰。これこそが、彼女のハンバーグ食べ歩きのきっかけであった。
出かける先ではハンバーグのチェックに余念がなく、たとえリストになくとも、気になる店を見つければフラリと入り、店のオススメを食すのが彼女の流儀。 そんな彼女曰く、仕事で訪れることの多い、ここ西麻布・六本木はハンバーグ激戦区だという。中でも彼女を唸らせたとびっきりの極旨ハンバーグを教えてくれた。
市川紗椰が衝撃を受けた
"フォアグラ入りハンバーグ"とは
「デミグラスソースを使った洋食系。ステーキ屋で出す鉄板焼き系。食材にこだわっている高級系。多くの種類が出そろっているエリアなんです」
なかでも初めて口にしたときの衝撃が未だに忘れられないというのが、『アヒル西麻布』のフォアグラ入りハンバーグだ。
「フォアグラはたっぷりで、ソースもこのハンバーグだけに作られたもの。アレンジされてもやっぱり美味しい、ハンバーグの奥深さを教えられました」
目の前には、ふっくらと焼き上げられたハンバーグ。「大胆に真ん中を切って、まずは溢れ出る肉汁と香りを楽しんで下さい。それからハンバーグに赤ワインソースを十分にからめて、口に頬張ってその美味しさを堪能してください」
客のリクエストが進化し完成した、名物バーグ『アヒル 西麻布』
フレンチ料理を鉄板焼きでいただく、こちらの店が日赤通りに開店したのは2004年。シックな雰囲気ながら、深夜の時間帯は、できる範囲でメニュー外のリクエストにも応じてくれるカジュアルさもあり、たちまち人気店に。
このフォアグラ入りハンバーグも、「両方を一度に食べたい」という、客の要望から生まれたのだそうだ。
少しずつ改良がなされ、A5の黒毛和牛のヒレとサーロインに、ブランド豚を加えたタネを1日寝かせ、そこにフォアグラを加えることに。そして赤ワイン、ポルト酒、フォン・ド・ボーなどを煮詰めた専用ソースも考案された。
そして「焼き上がっていくまでの音をずっと聞いているだけで、お腹が鳴っちゃいます(笑)」と言う市川さんをはじめ、半数以上のお客が頼む看板料理のひとつに育っていった。
次の看板メニューは、足繁く通うあなたのリクエストから生まれるかもしれません。
この記事で紹介したお店
アヒル アザブ
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