我々が外国を旅行する際にかかせないのは、ガイドブック。
もはや海外どこでもインターネットがつながるとはいえ、一冊や二冊はガイド本をもって、レストラン巡りをする人も多いはずだ。
そこでむしろ気になったのは、「東京は外国の旅行ガイドブックでどう紹介されているのか」である。
紹介している観光名所はだいたいどの本も一緒なれど、星の数ほどあるレストランはどうなのか?
今回はイギリスに販売されている某ガイドブックをチェック。英国人が選んだ、東京のレストランランキングをご紹介。
うーん、本当にそれがベスト10なのか・・・
結果は以下の通り(記載されているコメントともに紹介します)。
イギリス人が選ぶ東京のレストラン
10位:『NOBU TOKYO』
10位は虎ノ門にある、『NOBU TOKYO』が選ばれた。世界で活躍する松久信幸シェフが手がけるのは、オーソドックスな日本料理ではなく、南米や欧米のエッセンスを取り入れた料理で、イギリス人からの支持も高い。
「国際的な有名人である松久信幸シェフは、彼の有名な料理・ブラックコットの味噌焼きのように、南北アメリカの影響を受けた独創的なブレンドの日本料理を提供する。」
イギリス人が選ぶ東京のレストラン
9位:『まい泉』
9位に選ばれたのは青山に本店を置く『まい泉』。テレビ、雑誌などマスコミ業界では差し入れの定番として知られるとんかつ屋だ。サンドイッチの本家イギリス人からしても、ここのとんかつサンドは気になるのだろう。
「『まい泉』は美味しいとんかつ(揚げたポークカツレツ)が有名で、米、千切りのキャベツのベッド、味噌汁と共に提供される。カツレツは、彼らの独自開発したソースを付けて食べる。肉の他には、牡蠣や海老が繊細に揚げられており、レモンを絞っていただく。」
イギリス人が選ぶ東京のレストラン
8位:『笹乃雪』
8位は根岸にある、創業320年以上を誇る豆腐料理の老舗『笹乃雪』。赤穂浪士や正岡子規にも供されたという昔ながらの製法で作られた豆腐料理に和の歴史を感じるのかもしれない。
「多くの東京都民は、『笹乃雪』を、都内で最も素晴らしい豆腐レストランであると考える。それはこのレストランが、オープンした江戸時代の当初から、皇室や寛永寺の高僧と関係があったという、輝かしい歴史があるからだ。店内はリラックスした雰囲気で、気の効いたサービスを受けられる。」
イギリス人が選ぶ東京のレストラン
7位:『吉左右』
かつて六本木AXISビルの地下にあった日本料理の名店『吉左右』。このランキングは2009年のものなのでランクインしていた。その当時はイギリス人からは人気があったのだろう、六本木で遊ぶついでに、日本の懐石料理をこちらで楽しんだのだろう。
「懐石(日本の高級料理)は、高価なことがある。それは、新鮮な食材(季節物が多い)で準備される一皿を特徴とし、この上なく時間をかけて用意された、様々な食事を経験できる。吉左右のミニ懐石のランチセットは、簡単なフラワーアレンジメントと一緒に美しく細工された漆器で提供され、手頃な値段で食べられる。」
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