東京ファイトクラブ：意識高い系ビジネスマンの爆裂トレーニングを追った！

夕食：夜は出来る限りカロリーオフする為、自炊をしている。「デートの日は、もちろん例外（笑）」だとか。この日は会社の後輩と宅飲みだったが、飾り付けにも余談は許さない徹底ぶり。食生活にも美学を求めるようだ

◆7:00PM

基本的に残業はしない主義だ。退社後は2~3時間を勉強に充てており、最近は『ローマ人の物語』（塩野七生著）が愛読書だとか。ローマ帝国が1000年に渡って繁栄を続けられた理由や古代ギリシャの哲人王の思想から叡智習得を目指したいと話す。

「壮大な夢を語っても、自分のビジョンがぶれていたら言葉に説得力がないし、誰も付いてこないと思うんです。自分が幸せにしたい人たちは誰で、ビジネスを通じてどんな世界を実現していくのかを具現化したい。ただ、今は師となる人物がいないので、歴史から学んでいます。」

―自己超越、というか常に上を目指して自分を追い込んでいるんですね。

「そうですね。小さい夢は明日叶えられる夢にしかならない。だけど、夢はでかければでかいほど、それを叶える為に1つ1つのステップを具体的に考えるようになります。自分自身が洗練されていなければ、洗練された人は見抜けない。昨日の自分、今日の自分を越えていきたいですね。Victory（勝利）のビクトル。常に自分との闘いです。」

彼は企業の駒としてのサラリーマンの域を越え、自身のエンパイア（帝国）の創造に向けて、日々奮闘している。
昨日の自分と自らの限界を超越するべく、彼のラテンの情熱と闘志が鎮まる気配はない――――