前回までのあらすじ
食雑誌である『月刊東京ウォーキング』の編集者・高嶋葉子(35)は、この道10年目の中堅、未婚、彼氏アリ。
年下彼氏である橘 京太郎(28)はいるが、年収320万円と適齢期を過ぎた彼女には心もとなく……。そんなとき紹介された起業家・才島孝央とディナーを共にし、2軒目の誘いに乗る。
一方、京太郎のほうは会社の後輩である倉田紗耶香に押し切られるかたちではあったが、家に連れて帰ってきてしまった。
と、そこへ……?
葉子は昨日、出会ったばかりの才島に、一瞬でも爛(ただ)れた思いを抱いたことを激しく後悔していた。
とはいえ、2人は昨夜“オトナの関係”に至ったわけではない。「ではこの後、もう1軒行きましょうか」と、才島からの誘いを葉子自身が引き出してしまったことは確かだが、『虎白』を出た瞬間、冷た......
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