30周年を迎えた人気No.1のニューワールドワイン
比較的遅咲きのワイン産地ながら、個性的なソーヴィニヨン・ブランで大きく躍進し、今また洗練されたピノ・ノワールで注目を浴びるニュージーランド。その発展を支えてきたワイナリーがクラウディー ベイだ。
大自然が育むソーヴィニヨン・ブランとピノ・ノワール
ニュージーランドといえばソーヴィニヨン・ブラン。ソーヴィニヨン・ブランといえばクラウディー ベイ。いまやこの国を代表するワイナリーに成長したクラウディー ベイは、1985年の創業。今年めでたく30周年を迎えた。
不毛の土地として見捨てられていた南島北端のマールボロに、最初のブドウが植えられたのは、クラウディー ベイの創業を遡ること12年前の1973年。
さまざまな品種の中から、冷涼な気候と石ころだらけの痩せた土壌に適したソーヴィニヨン・ブランが、最高のパフォーマンスを発揮した。
かつての牧草地は瞬く間に一面ブドウ畑へと様変わり。2万ヘクタールを優に超えるマールボロの栽培面積は、ニュージーランドにおける全ブドウ畑のじつに3分の2に相当する。
近年はピノ・ノワールの品質もすこぶる向上し、赤白揃い踏みでワールドワイドなファインワイン市場での覇権を虎視眈々と狙うニュージーランド。その尖兵こそ、マールボロのクラウディー ベイなのである。