本当は教えたくない 恵比寿・広尾の名店15 Vol.4

恋はカウンターから!予約殺到の恵比寿・広尾のカウンター席4選

美食はカウンターでこそ光るもの。恵比寿広尾で他の追随を許さない、極上カウンターをピックアップ!

対面の気恥かしさもなく、ボディタッチもできる距離感なのでデートの強い味方でもあるのです。

木地盆で出される八寸。上から時計回りに、蛤の酒蒸しとうるいのお浸し、車海老と菜の花の胡麻和え卵黄の味噌漬け、揚げ空豆飯蛸、焼

き筍

城田氏の歴史を垣間みる季節感溢れるコース『紀風』

恵比寿

通りに面した扉を開けると、廊下の奥にL字型のカウンターが現れる。カウンター上部に銹金の壁紙を配し、壁に煤竹や珪藻土を用いた店内は、華やかさと侘び寂びが同居した独特の雰囲気を醸し出している。

夜のコースは、おまかせの9品で、八寸は、コースの最初のハイライト。「修業先の『京しずく』では日本料理の季節の表現の仕方を教わりました」と語る城田氏は、雛の節句なら蛤の酒蒸しを金箔の器に盛るなど、季節ごとの「節句」の趣を生かしつつ、旬の味を楽しませてくれる。

合わせる酒のおすすめは、八寸に盛り込まれたさまざまな味を受け止めてくれる、静岡・杉井酒造の生酛純米大吟醸「杉錦」。

続くお造りは、味もさることながら、桐箱からネタを取り出して和包丁で引くライブ感も魅力的だ。

コースの中盤に天ぷらが登場するのは、城田氏が最初に修業したのが『天ぷら つな八』だったため。ふっくらカラリと揚がった白魚の天ぷらを選り抜きの日本酒と共に楽しめば、まさに至福である。

¥15,000のコースには、熟成牛の炭火焼きも登場。温かくも凛とした空気の中、端正な日本料理と美酒を楽しみたい。

熟成寿司と料理と酒。会話もごちそうの若き新鋭

若き店主が、惚れこんだ厳選食材に技を加える『鮨 心白』

恵比寿

産地直送の旬魚に手業を凝らした正統派の鮨と、本格的な料理の二本立て。それもコース¥8,800という待望の新店が2014年12月に誕生した。

店主・石田大樹氏は『青山えさき』を皮切りに、恵比寿『幸せ三昧』、中目黒の日本酒専門店『酒人あぎ』で料理長を務めた若き実力派。

「お客様との会話を大切にした店を」と、白木のカウンターに立つさらしの仕事を志したという。まずは先付、刺身に焼き物、天ぷら、小鍋につまみを繰り出しつつ、佳境の握りへ。

福井・日向の漁師から直送される“船上活締放血神経締め”の魚に、宮城・東松島の牡蠣に海苔、米「かぐやひめ」など。自ら探し歩いたお宝素材は枚挙に暇がなく、珠玉のネタで食べ手を翻弄する。

生食が難しい真たらなら活け締めで鮮度を保ち、握りに。牡蠣は低温調理し香り高い海苔で軍艦に。石垣島の車エビは1週間熟成させて生で食べさせる巧者っぷり。

料理と鮨に華を添える日本も、出身地である愛媛の銘酒、成龍酒造の「賀儀屋」「御代栄」をはじめ、バランスがよく口当たりの良い、食中向きの全国の銘酒40種をそろえる。

握り、料理、酒にもてなし。四拍子そろったこれほどの新店は、巷にそうそう見つからない。

【本当は教えたくない 恵比寿・広尾の名店15】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ