毎朝たった3分で各国料理を作り上げる速水もこみちが、今度は時間のないビジネスマンのためにやってくれた。東京にいながらにして世界旅行。本場さながらの各国料理を食べ歩く! この企画記念すべき第一弾は、ロシア料理。創業60年余の老舗、池尻大橋のロシア料理『サモワール』を訪ねた。食すのはボルシチ。ロシアの代表かつ定番料理でもあり、世界三大スープのひとつだ。「では、世界遺産の、キジ島の木造教会に想いを馳せて食べたいと思います」、おっと某番組の冒頭シーンのようだが・・・ひと口含み、皿と対峙する速水。「野菜の甘みと酸味が染み出ています。さらっとしていてやさしい。途中からサワークリームを混ぜ、味を変えながら食べるのもいい。なにより、ビーツから出たピンク色がこの上なく美しいです」
実はボルシチ、本家本元はウクライナとかで、こちらにも2種類ある。今回、彼が食した豆と牛肉入りはウクライナ風。野菜のみのひと皿も。いずれにせよ、先代が戦後すぐロシアに渡り、体得したかつての味わいが、今なお受け継がれる。
速水もこみちの 「FOODTRIP IN TOKYO」
東京ほど世界中の美食が味わえる街はないだろう。
珠玉の各国料理を速水もこみちがナビゲートする。