「太郎さんって、モテるってよく言われませんか?」 『ゴドノフ東京』での食事会。 太郎の隣に座った、大手日系メーカーで社長室秘書をしているという美緒がニコニコと話かけてきた。 「え?そうかなぁ。全然そんなことないと思うけど」 そう言いながらも、“モテそう”と言われて喜ばない男はいない。口元を緩めながら、太郎も美緒を褒める。 「美緒ちゃんもモテるでしょ?いい女オーラが満載だし」 ふんわりとしたニ...
丸ビル 5F 女子会は、アンテナをのばしてグルメ感度を高める機会としてもってこい。 『ゴドノフ東京』は、日本初上陸のモスクワにある老舗レストラン。伝統的なだけでなく新しい素材を取り入れることでも、支持されている。 ロシア料理というと、なじみがない人も多いかもしれないが、実はブームの兆しがある。 その理由は、鮮やかな色味の料理や、肉の断面が美しいパイ包みが、“映える料理”でもあるから。 例えばボルシチ。...
店名:ゴドノフ東京 丸ビル店(GODUNOV Tokyo MarunouchiBldg.) 住所:千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング 5F 営業時間:ランチ 11:00~15:00(L.O.14:30) ティータイム 15:00~17:00 ディナー 17:00~23:00(L.O.22:30) 定休日:年中無休(施設に準じる) 席数:62席(カウンター 8席、テーブル...
平成元年オープンの『ボナフェスタ』。 フランス風ロシア料理とうたっているのは、家庭的なロシア料理を日本人に合う味付けとフランス料理的な華やかなアレンジを施しているから。 店一番人気のロールキャベツにかかっているのは、ブレンダーにかけてなめらかにしたトマトのソースとサワークリーム。中のお肉は柔らかい食感を出すため、ソテーオニオンとつなぎにごはんを使っている。煮込み時間は8時間。キャベツの下ごしらえから入れると、全工程はなんと4日間!...
こちらで頂きたいのはウニがゴロゴロ入った「こんがり焼いたウニとタマゴのスープ」。 北海道から仕入れてるウニはたっぷり使っても値段は上げたくないので、ウニの値段が高騰すると出せない場合もあるので、来店前に要確認だ。...
「神楽坂と同様、浅草もいろんな美味しいお店の存在を知って足を運ぶようになった街。勝手に和のイメージを持っていたのですが、意外とジャンルも幅広くて、そのひとつがロシア料理の『ボナフェスタ』。何よりも、そのルックスにひとめ惚れしちゃった看板メニューのロールキャベツが絶品なんです♡」...
平成元年オープンの『ボナフェスタ』。 フランス風ロシア料理とうたっているのは、家庭的なロシア料理を日本人に合う味付けとフランス料理的な華やかなアレンジを施しているから。 店一番人気のロールキャベツにかかっているのは、ブレンダーにかけてなめらかにしたトマトのソースとサワークリーム。中のお肉は柔らかい食感を出すため、ソテーオニオンとつなぎにごはんを使っている。煮込み時間は8時間。キャベツの下ごしらえから入れる...
昭和25年創業の老舗、池尻大橋のロシア料理『サモワール』。人気はボルシチ。ロシアの代表かつ定番料理でもあり、世界三大スープのひとつだ。味わいは野菜の甘みと酸味が染み出ており、口当たりはさらっとしていてやさしい。途中からサワークリームを混ぜ、味を変えながら食べるのもいい。なにより、ビーツから出たピンク色がこの上なく美しい。 実はボルシチ、本家本元はウクライナとかで、こちらにも2種類ある。豆と牛肉入りはウクライナ風。野菜のみのひ...
「男は40代からが勝負」 精神的、また経済的にも豊かになる40代。血気盛んな40代はまだまだ多く、その余裕ある姿に憧れ、その男性が未婚か既婚かに関わらず、恋に落ちる女性もまた数多い。 しかし、憧れのまま恋に落ち結ばれるときもあれば、40代というその年齢の実態を知り、その魅力は幻想だと考える女性もいる。 「40代からの魅力」は真実なのか幻想なのか?前回は、40代手前の男の危うさについて、IT企業勤務の優子に聞いた。...
毎朝たった3分で各国料理を作り上げる速水もこみちが、今度は時間のないビジネスマンのためにやてくれれた。東京にいながらにして世界旅行。本場さながらの各国料理を食べ歩く! この企画記念すべき第一弾は、ロシア料理。創業60年余の老舗、池尻大橋のロシア料理『サモワール』を訪ねた。食すのはボルシチ。ロシアの代表かつ定番料理でもあり、世界三大スープのひとつだ。「では、世界遺産の、キジ島の木造教会に想いを馳せて食べたいと思い...
モスクワやウクライナ出身のスタッフたちによる本場の味で人気を集める『カフェロシア』。ロシアの名物料理、ボルシチと並んで人気なのが、焼き立てを楽しむことができるピロシキだ。 家庭では、塩水と小麦だけを使う場合もあるが、こちらの店では牛乳、卵、バターも加えてよりリッチな生地に仕上げている。中身の具材は牛と豚の合挽きで玉ねぎ、にんにくのほかにブラックペッパーやパプリカなどの香辛料も使用。ロシアでは“揚げ”ではなく“焼き”がスタンダ...
ビルの地下という立地にあって、開店前にも拘わらず人々が行列を作るのは名物のボルシチランチを味わうため。2日間かけてじっくりと取ったブイヨンで作るボルシチは、独自に調理してから合わせたビーツ(赤カブ)による赤さが真骨頂。爽やかな酸味と肉と野菜から染み出た旨みとのバランスが秀逸で、サワークリームを溶かせばより味わいに一体感が出る。ランチは順番待ち必至。ボルシチは予約が可能なディナーでも味わえる。...
さゆみが興奮するであろうことは予測できたから、奈々も話すかどうか一応迷ったのだが、ひとり心に秘めているより話してしまったほうが消化できるような気がしたのだ。 「つまり、奈々の初恋の相手が、あの衣笠美玲(きぬがさ・みれい)に弄ばれてるってこと?!何それ、ほんとムカつく女!」 「いや、初恋の相手…ではないし、弄ばれてるとも言ってないんだけど。」 さゆみは、Instagramで華やかな私生活を公開する衣笠美玲を、普...
「ボルシチです。中央のサワークリームを溶いてお召し上がりください。パンを浸してお召し上がりになると、美味しいですよ」 「サラファン」の週替わりランチには、ボルシチがつく。店主は最初に運んでくるボルシチを、こう言って勧めてくれる。 なんとも色合いが美しい。透き通った茜色の液体が目に優しい。飲めば穏やかな滋味が、ゆっくりと広がっていく。一口だけで、喉が開き、心がほぐれ、厳しい外気にさらされた体が上気していく。様々なボルシチをいただ...