小石原はるかの 「偏愛スケジュール」 Vol.11

骨太な料理をカウンターで食す!

力強い肉料理とレバノンワインの相性もばっちり♪

青山「根津美術館」前から西麻布方向へと抜ける一方通行。今年この道沿いに続々とビストロができ“平成のビストロ通り”(若い方のために解説すると、昭和の頃“ビストロ通り”と呼ばれた道が、西麻布交差点を挟んで広尾側にあったのです)として勝手にPR中。

その中の一軒、『帝國食堂』は、今年3月にオープン。潔いまでのガラス張り(しかも植木鉢などの目線を遮るものがほとんどない!)の外観が目印です。

メニューもこれまた潔く、メインディッシュはほぼ全部肉料理。和牛、仔羊、鴨etc.と、心躍るワードが並んでいてアガる!その中で、ひときわ目を引くのが「お肉だらけのハンバーグ 赤ワインソース」¥2,000。これまた古い話題で恐縮ですが、この料理名を見て『ドキッ! 丸ごと水着! 女だらけの水泳大会』という、昔のテレビ番組を思い出いちゃって、ホントにすみません!

閑話休題。『お肉だらけの・・・』は、国産牛8:豚2の合挽肉を使用。肉1kgに対して卵1個と少量の牛乳、バゲットしか混ぜていないというから、看板に偽り無し。そして、赤ワインとフォンドヴォーのソースにバターモンテのみ、で美しく仕上げられたソースに、横田浩丈シェフの技を感じます!

“お肉だらけの”という名の通り、九割九分、肉です!

●こいしはらはるか
一度ハマると歯止めの利かないマニアックな気質と頑強な胃袋を持つ、人呼んで"偏愛系ライター"。著書に『麹の「生きた力」を引き出す本』(青春出版社)など

【小石原はるかの 「偏愛スケジュール」】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo