2010.11.22
変わりゆく東京、進化するグルメ 「東京美食エリアガイド」 Vol.13『恵比寿』
流れは今、東口エリア Part2
大小の飲食店ひしめく恵比寿。飽和状態の西口エリアとはまた別に、
大通りと川が縦貫する東口が人を引き寄せている。流れが、きた。
深夜の胃袋を満たす店は恵比寿に数あれど、健啖家が信頼を寄せ、業界人や同業者がこぞって訪れる人気店がここ『うどん山長』だ。老舗の鰹節問屋の協力により、昆布や宗田鰹、鯖節など7種の素材をブレンドした出汁は筆舌に尽し難い奥深さ。自家製の麺は太麺と細麺が選べる次第。例えば、人気の鴨汁うどんならコシのあるうどんと、鴨肉に香ばしい焼き色のつくねも楽しめる。近所に欲しいと思わせる食処だ。
※こちらの店舗は現在閉店しております。
この店を語る上で欠かせないのが、コース。価格は3,800円からと懐に優しいだけでなく、その内容も秀逸だ。手間を掛けたリエットやテリーヌ、バーニャカウダソースで味わう野菜にメイン。締めには”くずし”と謳う炊き込みご飯も登場。間口は狭いが、奥行きのある店内はカジュアルで、普段着使いが可能だ。リーズナブルでも、味は妥協したくない。そんな客で連日賑わいを見せる、注目のフレンチだ。
店主は箱根の『強羅花壇』などで研鑽を積んだ実力派。カウンター主体の店内は、ハレの席にも日常にも相応しい寛ぎの空間だ。こちらでまず味わうべきは、コース料理。季節食材の旬を捉えつつ、新世代の担い手らしく食材を自在に操る滋味に満ちた料理でもてなす。遅い時間帯での利用なら、創意を尽くした一品料理がいいだろう。使い勝手の良さも、折り紙つきである。
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