近年、飲み放題も付いた“オールインクルーシブ”が人気だが、ついにそれは焼き鳥業界にも波及。日本酒もワインもハードリカーも合うのが鶏肉のニクいところ。
焼き鳥ならではのテンポの良さに、思わず杯が進む楽しい夜が待っている!
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1.『焼鳥あかぎ』が放つ、日本酒好き歓喜のレアな20種とカリカリジューシーな串で、極上の“焼き鳥劇場”が幕を開ける
濃厚な地鶏に負けない、どっしりした酒がそろう
昨年末オープンの新店『焼鳥あかぎ』だが、早稲田の老舗店である『焼鳥 はちまん』の姉妹店と聞けば、実力は折り紙付きだろう。
そこで7年も修業した鈴木祐介さんが店長として腕を振るう。
フリーフロー付きコースは、日本酒だけで約20種の充実ぶり。蔵元から直接仕入れる無濾過生原酒など、希少な上に濃醇な日本酒を多くそろえ、ツウも驚くほどのラインナップを誇る。
「昨今はスッキリ系が好まれがちですが、ウチが仕入れるのはどっしり系がほとんど。私は『焼鳥 はちまん』の親方から『それこそが酒だ』という教育を受けてきました」と胸を張る鈴木さん。
飲み方も硬派に熱燗を推奨している。
日々変わる炭火の強弱を的確に見極めて焼き上げる
淡海地鶏や大和肉鶏など、旨みが濃い銘柄をそろえる焼き鳥にドスンと合い、抜群の取り合わせを楽しめるのだ。
有名酒蔵の珍しい日本酒20種が誂えたように料理と合う
お燗にすることで真価を発揮する玄人好みの銘酒たちがそろい、串8本や〆のスパイスカレーなど全16品に寄り添う。鶏の旨みと美酒が響き合う。
コース¥13,000(2時間制)。
一品料理として振る舞われる「椎茸の肉詰」は、つなぎなしの団子が肉肉しい。
すき焼き系甘辛味の卵黄ソースの濃厚さが、女将がつける「十旭日 純米吟醸原酒 改良雄町60」の熱燗のどっぷりした味わいとマッチ。
骨を外してマッシュルームを巻きつつ串打ちした淡海地鶏の「手羽」はにんにくの効いたパセリバターソースで。
この旨みに拮抗する濃い酒「隆 特別純米 無濾過生原酒 槽しぼり 備前雄町」をお燗に。
2.『焼鳥 山崎』で出合う、ソムリエ厳選のワインと力強い旨みの軍鶏の串が仕掛ける至高のセッションにとろける夜
珍しい個性派ワインと串の共鳴で理性もとろける
西荻窪駅から徒歩1分。ノスタルジックな路地の階段を上ると、一転してモダンな空間が広がる。
『焼鳥 山崎』のカウンターで迎えるのは、中学時代から仲の良い同級生だという、オーナーで焼き師の山崎智弘さんと、フレンチやイタリアンで料理も極めたソムリエの杉浦健司さん。
ふたりが得意分野で本領を発揮するから、串とお酒が合うのは当然。
フリーフローは日本酒やウイスキーなどひと通りそろうが、特筆すべきはワイン。
世界的に高く評価される生産者のボトルや、シェリー酒に似た香味が個性的なジュラワインなど、珍しいものも並ぶ。
プロヴァンスの「カプリース・ド・クレモンティーヌ」。ミネラル感もしっかりあって、軍鶏の強い旨みに負けない。
強い火力で丁寧に軍鶏の個性を引き出し焼き上げる
串も「丸鶏を毎日捌くので、希少部位を出すこともあります」と山崎さんの言うとおり、大充実。
扱う鶏は静岡・一黒軍鶏が軸。
1日2串が限界の「ソリレスとオビ」が、フリーフローコースで提供されることも。
ワインで攻めたら日本酒で小休止!?気分のままに組み立てる愉悦
ドリンクは全32種。ソムリエがセレクトするワイン12種のほか、日本酒も10種そろうので、串との相性でソムリエと相談も。
コースは串7本を含む全11品で¥12,500(2時間制)。
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ふたりのサービス精神と息の合ったサーブで心地良く酔いが深まっていく。
3.『とり卓忠』が仕掛ける、多種多様な“110酒”と皮パリ肉ジュワな串の無限の掛け算に溺れたい
飲み切る前でも「酒変可能」の懐の深さに、思わずひれ伏す
ひとりでじっくりと味わう焼き鳥もいいが、ふたり以上だと楽しさが増幅するのが、江戸川橋に店を構える『とり卓忠』。
類を見ないほど美酒溢れる太っ腹フリーフローの最高峰を知る
約110種以上、お酒というお酒が何でもそろい、2時間30分も飲み続けられるフリーフローの理想郷。
料理は串8本のほか、「燻製盛り合わせ」など全15品前後で¥14,800。
この店を訪れた人が口をそろえて「フリーフローの内容に驚愕する」と言うように、50〜60種そろえる焼酎や季節限定を含む日本酒、世界各地のワインにクラフトジンまで約110種も用意する手厚さ。
「気兼ねなく飲める方が楽しいですから」と笑う店主・高橋卓也さんのホスピタリティにただただ鶏服、もとい敬服。
近火で焼き上げて、旨みをギュッと閉じこめる
趣向が凝らされた一品料理やホロホロ鳥、栃木しゃも、信州黄金シャモを中心に、異なる個性を楽しませる焼き鳥の火入れも抜群の安定感。
近火で熱を入れ、肉汁をしっかりと内包させた焼き鳥を頬張るごとに、杯を傾けるスピードが加速する。
「もも3種」。上からワイルドな旨みがほとばしるホロホロ鳥、しゃくしゃくと歯ごたえのある栃木しゃも、脂と皮の旨みが濃い信州黄金シャモの順に串打ち。
お酒は、まろやかでフルーティな酒粕焼酎がオススメ。
しかもお酒は種類違いでの“同時進行”も可。
もちろん、飲み残しはご法度と肝に銘じて。大人の裁量で心弾む時を過ごしたい。
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