F75ca899510b6dd39f7bc5e99f80d2
男と女の答えあわせ【A】 Vol.303

「交際2年で、彼女を女として見られなくなった…」その原因となった女の言動とは?

三浦マキ

A2:まるで母親のようだから。


交際期間中、特に大きなケンカをすることもなく、穏やかな毎日が続いていた僕たち。

ただ徐々に、週末は家でダラダラとする時間が増えていく。

最初のうちは頑張って出かけていたけれど、本来の僕は家にいるのが好きだ。それを茜は何も言わずに許容してくれたので、なんとなく出かける機会が少なくなっていった。

それと同時に、僕は週末ゆっくりと寝る日が増えた。

しかし何も予定がない週末くらいはゆっくり寝たいのに、布団を剥がして起こしてくる茜。

「直也、何時まで寝てるの?もう10時だよ」
「え〜。今日、土曜なのに」

起こし方が、母親だ。

「朝ごはんは?食べるでしょ?」
「うーん。朝ごはんはいいや。いらない」
「え〜せっかく用意したのに」
「ごめん。後で食べるから、置いといて」
「いいよ、お昼は別で作るから」

会話が、もう親子のようだ。

こうなると、どんどん茜を女性として見られなくなっていく。それに茜はずっと家のことをやってくれるので、僕もそこにあぐらをかいていく。


言い方が本当に悪いのは承知だけれど、彼女ではなく、お手伝いさんのような、母親のような…。

何とも言えない存在になっていき、僕は茜に対して何かをしてあげたいという気持ちになれず、自分から動くことがなくなっていった。なぜなら、頑張る必要が何もないからだ。

「直也。今日の夜、近くでもいいからご飯に行かない?」
「いいよ。この前の焼き鳥屋さんでも行く?」
「うん!」

外食だってそうだ。茜が何でも作ってくれるので、僕は茜と一緒の時は無理して外食に行く理由はない。だから外食の頻度も必然的に落ちていく。

そして茜といる時くらいは休肝日にしたいので、仮に外で食べてもお酒も飲まないし、会話が大盛り上がりする訳でもないので、ご飯もサクサク終わる。

「よし、帰ろう。ご馳走さまでした」

― あれ?なんで一緒にいるんだっけ。

そう思い始めてしまった。


そしてそのタイミングで、僕からすると“頑張って追いかけたい”女性に出会ってしまった。

彼女とはまだ付き合ってもいないし、中々手に入らない。だから外資系ホテルに入る、超高級フレンチにも連れて行くし、久しぶりに自分がちゃんと努力しないといけないな…と再確認させられている存在だ。

何より、彼女はとても喜んでくれるし、ある程度放置してくれる。

そうなると対照的な茜のことを、もう好きとは思えなくなってしまった。いや、人としては好きだけれど、もう完全に異性としては見ることができない。

茜に対しては、本当に申し訳なく思っている。

色々とやってくれて、まだ同棲すらしていないのに、僕の家のことも全部やってくれるから。

でも逆に、そこまで全部されると、もう母親とか、あれこれ世話を焼いてくれる寮母さんのようにも思える。

女性はある程度ワガママでもいいと思うし、絶対にやり過ぎない方がいいと思う。

男の人を手のひらの上で転がすくらいが丁度いい。男性は、尽くされれば尽くされるほど調子に乗って、感謝も薄まっていってしまうから…。

そして一度失ったトキメキとか憧れを取り戻すことは相当難しく、僕は茜と別れることを決めた。


▶【Q】はこちら:彼のポケットにあった「2人分の高級ディナー」のレシート。スルー?それとも聞く?

▶1話目はこちら:「この男、セコすぎ…!」デートの最後に男が破ってしまった、禁断の掟

▶NEXT:1月24日 土曜更新予定
結婚前に見ておくべきだった男の性格は?

あなたの感想をぜひコメント投稿してみてください!

この記事へのコメント

Pencil solidコメントする
😆
昨日のコメント欄ほぼ大正解!
お母さんにしか思えないとか、直也が付き合う価値ない男(オカンとバカ息子って書いた人御名答)、あと「後片付け含めて料理だからね」ってやっぱりウザいね。
2026/01/18 05:1623Comment Icon7
No Name
彼の作った料理は何だった? 茜はそれ食べたのか気になる。
2026/01/18 05:4018Comment Icon2
No Name
確かに、過度に尽くすとか彼氏の世話焼くのが大好きな女性って同じ事の繰り返しでフラれてる。
2026/01/18 05:2717Comment Icon5
もっと見る ( 36 件 )

男と女の答えあわせ【A】

三浦マキ

男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。

出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。

—果たして、あの時どうすればよかったのだろうか?

できなかった答えあわせを、今ここで。

この連載の記事一覧