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気心知れた仲間との会食は“旨い・安い・飲み放題付き”が鉄則!「6,000円以内で飲み放題」のビストロ5選

職場のチームで親睦を深めたり、ビジネスパートナーと距離を縮めたり。

会食でニーズが高いのは、実は10名以上のカジュアルな集まり。気軽な分、予算は抑えめが鉄則だ。

飲み放題付きコースなら予算オーバーの心配がなく、幹事にとっても良いことずくめ。そんなビストロを厳選した。



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1.料理8品、飲み放題付き。ひとり¥5,500ぽっきり
『グリル&ワイン ダンヴィーヴァ』@恵比寿

恵比寿『グリル&ワイン ダンヴィーヴァ』の外観

オリーブの木が植えられた鉢が目印。店の入るビルは駅から徒歩10分弱の繁華街を抜けた静かな立地。知る人ぞ知る存在なのもいい


本格ワインバーが提案した、カジュアルに集える姉妹店


会食のエリアとして選ばれることが多い恵比寿だが、繁華街から少し離れた住宅街の路地裏の地下で穴蔵のように潜む立地がまず良い。

恵比寿『グリル&ワイン ダンヴィーヴァ』の「ウフ・マヨネーズ」

トリュフ香るマヨにクリスピーなフライドオニオンも合う「ウフ・マヨネーズ」。ひとり卵1個分を提供


『グリル&ワイン ダンヴィーヴァ』のコースは「ウフ・マヨネーズ」をはじめ、フランスの定番料理が中心。隠れ家なのに王道というギャップがたまらないビストロだ。本店は渋谷の『ワインバー繭』。

フランスで修業を重ねたオーナーシェフの薫陶を受けた阿部昌樹さんが料理長で、「こちらはカジュアルな姉妹店。本格というよりワインに合う美味しさを心がけています」と言うが、師匠譲りの技法は随所に。

恵比寿『グリル&ワイン ダンヴィーヴァ』の「名物!! 自家製つくね」

鶏ももとナンコツ、せせりに刻みシイタケも合わせて成形した「名物!! 自家製つくね」。創業当初からの人気メニュー


例えば、炭火でじっくり焼くメインの「自家製つくね」と「牛サーロイン」は前者のソースがエストラゴンというハーブの香る「ベアルネーズ」で、後者の付け合わせは本場なら絶対の「ポムフリ(フライドポテト)」。

恵比寿『グリル&ワイン ダンヴィーヴァ』の「北海道産 国産牛 サーロイン」


旨みが強い赤身肉の「北海道産 国産牛 サーロイン」。特製オニオンソースも添えられる。

すべて飲み放題付きコース(¥5,500)より。

恵比寿『グリル&ワイン ダンヴィーヴァ』の内観

恵比寿“ダンヴィーヴァ”は地階に位置。照明も暗めで、落ち着いた雰囲気に満ちている。飲み放題はワインやスパークリング、カクテルなどと充実している


飲み放題の生ビールでもブルゴーニュタイプのワイングラスで提供しており、出自をきちんと表現している。

スタッフの気さくな応対も好印象。リーズナブルでもあらゆる点で満たされる、お手本的存在だ。

― Staff voice ―
リピートいただいても楽しめる工夫をしています

恵比寿『グリル&ワイン ダンヴィーヴァ』の阿部氏、黒部氏、服部氏


料理長の阿部さん(中)とホール担当黒部さん(右)、服部さん(左)。

「¥5,500コースのリピーターの方には、何度も楽しんでもらえるよう、前菜や〆などを変えています」

グリル&ワイン ダンヴィーヴァ(恵比寿) | デートに使える東京のレストランはグルカレで予約

2.料理9品、飲み放題付き。ひとり¥6,000ぽっきり
『ビストロ ミートマン』@渋谷

渋谷『ビストロ ミートマン』の「低温調理した牛タンのカルパッチョ」

大量の玉ねぎで作る特製ソースのほか、黒胡椒も心地良いアクセントの「低温調理した牛タンのカルパッチョ」。しっとり柔らかく仕上げた塊肉を1mmの極薄にスライスする


個性的な料理を迫力満点にプレゼンして、大いに魅了


一度聞いたら忘れられない、キャッチーな屋号に偽りなし。『ビストロ ミートマン』の看板メニューはもちろん肉で、コースでも豪快な料理が続々と登場する。

例えば「牛タンのカルパッチョ」は、丸皿一面にびっしり敷き詰められて壮観。玉ねぎの香味を凝縮した特製ソースともよく合い、食べた瞬間に誰もが旨みを感じる明快さで魅了する。

渋谷『ビストロ ミートマン』の「MEATMAN赤身ステーキ」

3人前で約200gのボリュームがある「MEATMAN赤身ステーキ」。この日は肩ロース。トッピングされたニンニクパセリバターとの相性も抜群。つけダレにオニオンガーリック醤油も添えられる


メインの「ステーキ」は、ミディアムレアな肉が溶岩石の皿の上に山と積まれて登場。

そのままでも十分美味しいが、熱々のペレットで好みの焼き加減に調整もできる。

渋谷『ビストロ ミートマン』の「イベリコ豚とモッツァレラチーズのコロッケ」

ゴロッと存在感ある挽肉で仕込んだ、「イベリコ豚とモッツァレラチーズのコロッケ」。仕上げにパルミジャーノをすりおろしている。すべてコース(¥6,000)より


エンタメ性を重視した料理のプレゼンテーションが個性的で、皿が運ばれるたびに歓声が上がる。

渋谷『ビストロ ミートマン』の内観

10名なら、一卓を囲むようにセッティングしてくれる、店内奥にある広めのスペースが盛り上がり必至でオススメだ。周囲の目を気にせず、思い思いに会話や乾杯を楽しめるのが嬉しい


27歳の店長の堤 弘信さんをはじめ、若いスタッフが醸す店内の空気感も、快活そのもの。

渋谷『ビストロ ミートマン』で提供しているスパークリングワイン

飲み放題のスパークリングワイン。枡とグラスになみなみ注がれ、その見た目に思わずテンションが上がる


飲み放題に含まれるスパークリングワインも単品メニューと同じく、升酒ならぬ“升泡”で提供。威勢のいいスタッフの掛け声とともに卓上で注がれる。

同席した相手と高揚感を共有して結束力を高めるのにちょうどよく、渋谷という立地も含め、使い勝手がすこぶるいい、良店といえる。

― Staff voice ―
特別な日はケーキのサービスを

渋谷『ビストロ ミートマン』の堤氏、チャメ氏、柳沢氏


店長・堤さん(中)を軸に調理もホールも担当するチャメさん(右)と柳沢さん(左)。

「誕生日など特別な日は、予約時にご相談くださればケーキをサービスします!」と堤さん。

ビストロ ミートマン(渋谷) | デートに使える東京のレストランはグルカレで予約

3.料理18品、飲み放題付き。ひとり¥6,000ぽっきり
『ビストロ カリテプリ』@三田

大門『ビストロ カリテプリ』で提供しているドリンク

「前菜盛り合わせ」で乾杯!浸漬酒カクテルのほか、生の「カールスバーグ」やスパークリングワインも。アルコールだけで52種もあって目移りする。コース(¥6,000)より


創意に満ちたカクテルをはじめ、ドリンク百花繚乱


人数の多い会食になると料理だけでなく、ドリンクのラインナップにも気を使うが、フランス語で「価格以上の質」を意味する、この店は想像を軽々と超える。

なにより個性的なのは自家製インフュージョン(浸漬酒)カクテルがリストアップされていること。

例えば「ペッパージントニック」は文字どおり、黒こしょうの清涼感と辛みが活きた一杯。「爽やかで飲みやすい」と数あるカクテルの中でも一番の人気を誇る。

大門『ビストロ カリテプリ』の「黒トリュフとウニの濃厚クリームソース」

千葉の専門製麺所からフレッシュパスタを仕入れている「黒トリュフとウニの濃厚クリームソース」。香りも豊か


料理はもっちり食感の生パスタなど、フレンチにこだわらず柔軟にそろえるが、シェフの清水康之さんは都内のレストランで長く研鑽を重ね、フランス・パリでも経験を積んだ実力派。

手間を惜しまず、カラスミやマスカルポーネなど、自家製で仕込んでいるものも多い。

大門『ビストロ カリテプリ』の「豚肩ロース&牛ハラミ盛り合わせ」

グリル2種で贅沢なうえに、焼き加減も抜群の「豚肩ロース&牛ハラミ盛り合わせ」


確かな手腕は「前菜盛り合わせ」だけでも明白。

この日は、「黒豚のリエット」や「ベーコンとオリーブのキッシュ」など、全10種が盛り付けられ見目も鮮やか。

大門『ビストロ カリテプリ』の外観

近隣に勤めるビジネスマンの飲み会や、ふらっと一杯を楽しむ界隈在住者などで、連夜賑わいを見せる。テーブルスペースは20名程度の会食まで対応可能


思い思いのドリンクを手に乾杯すれば、すでに宴の成功は約束されている。

― Staff voice ―
15名以上の場合は、幹事さまのお代をサービス

大門『ビストロ カリテプリ』の清水氏、鈴木氏、野口氏


料理長が清水さん(右)で、店長は鈴木さん(中)。

統括マネージャーの野口さん(左)曰く「今回のコースは3名から予約受付。15名以上の場合は幹事様おひとり分は無料です」。

ビストロ カリテプリ(大門) | デートに使える東京のレストランはグルカレで予約

4.料理8品、飲み放題付き。ひとり¥6,000ぽっきり
『French-Bar Refuge(フレンチバル ルフージュ)』@銀座

新橋『French-Bar Refuge』の外観

銀座にあるコリドー街の一本裏手という、絶好のロケーションに位置。銀座のフレンチで会食という贅沢がものの見事に実現する。土地柄、「ワインを軽く一杯」という常連も多く、賑わう


幹事の格をグッと上げる本格料理と充実ワイン


アミューズで季節のムースが出された後に、前菜でラヴィゴットソースのカルパッチョ、魚料理でカジキのポワレが続いて、メインの肉は牛もものロースト。これが飲み放題付きでひとり¥6,000と知って驚く。

しかも、場所は銀座。この『French-Bar Refuge』は、14年前の創業当初から「本物」を提供している。

パリの星付き店で腕を振るった初代料理長の意志を継いで、いまは村田晃治さんが厨房を守り、その腕は確か。

新橋『French-Bar Refuge』の「とうもろこしのムース~うにのせ~」

トマトの旨みが活きたコンソメジュレが味の要の「とうもろこしのムース~うにのせ~」。滑らかだが食感がしっかり


今夜のムースはトウモロコシで、本来の甘みを活かしてわずかな塩で味を決める。

新橋『French-Bar Refuge』の「真鯛カルパッチョ サラダ仕立て」

コースのみこの仕様で提供される「真鯛カルパッチョ サラダ仕立て」。プリプリの身の上にヴィネガーの酸味と香味野菜の食感が活きた、ラヴィゴットソースをオン


前菜と魚では、清涼感あるハーブを巧みに利かせて本場感を演出。

新橋『French-Bar Refuge』の「カジキのポワレ プロヴァンス風」


タイムなどの南仏ハーブが香り、清々しいトマトソースの「カジキのポワレ プロヴァンス風」。

新橋『French-Bar Refuge』の「国産和牛もも肉のロースト」

ロゼ色で焼き加減抜群の「国産和牛もも肉のロースト」。噛み締めるたび旨みあふれる赤身に濃厚バルサミコソースが合う。すべてコース(¥6,000)より


メインの肉は塊のまま強火のフライパンで周囲を焼き固めてからオーブンで仕上げる。

表面は香ばしくクリスピーで中はしっとりとジューシー。火入れの技術も天才的なのだ。

新橋『French-Bar Refuge』の内観

キッチンに面したカウンターなど、多様な席を用意するが、10名の会食なら、ローテーブルのこの席がベスト


バルゆえにワインも充実。スパークリングのほか、タイプ違いで白と赤を2種ずつ、さらにロゼまで用意している。

女子ウケ抜群なのも納得で、会食にこの店を指定したなら株が上がること間違いなしだ。

― Staff voice ―
苦手食材などは柔軟にアレンジします

新橋『French-Bar Refuge』の村田氏、二宮氏、宮氏


村田さん(右)をサポートする副料理長の二宮さん(左)と、サブマネージャーの宮さん(中)。

「アレルギーや苦手な食材など、事前にお伝えいただければ対応しますよ」と村田さん。

French-Bar Refuge(新橋) | デートに使える東京のレストランはグルカレで予約

5.料理10品、飲み放題付き。ひとり¥5,500ぽっきり
『神楽坂 BISTRO NONKI』@神楽坂

神楽坂『神楽坂 BISTRO NONKI』の「豚ほほ肉の赤ワイン煮込み」

スキレットで熱々のまま運ばれる「豚ほほ肉の赤ワイン煮込み」。コクある味わいにお酒が進む。この日の赤ワインはバルベーラとネッビオーロの2品種。コース(¥5,500)より


肉を知り尽くした人気ブランドが創作する、洋の味


「のんき」といえば、都内各所に「もつ焼」や「たれ焼肉」といった複数の専門店をいくつも展開して人気を博すが、この『神楽坂 BISTRO NONKI』は店名が示すとおり、系列店。

これまで培ってきた肉を扱うノウハウを活かして、自分たち流の洋食を創作。ありそうでなかったビストロ料理を提供している。

飲み放題付きコースはそんな「のんき」ブランドの心意気を示したラインナップだ。

神楽坂『神楽坂 BISTRO NONKI』の「前菜盛り合わせ」

「前菜盛り合わせ」はパテ・ド・カンパーニュやスズキのエスカベッシュなど


ひと皿に最低でも7品がそろう「前菜盛り合わせ」のほか、希少部位に強い同店らしく、豚ほほ肉がごろごろ入った「赤ワイン煮込み」など、どれもお酒が進む力強い味わい。

神楽坂『神楽坂 BISTRO NONKI』の「トリッパとごろ肉のトマト煮込み」

牛ハチノスが柔らかい「トリッパとごろ肉のトマト煮込み」。今日の“ごろ肉”は牛スジ。仕上げにはペコリーノロマーノ


ドリンクも、ワインが赤と白で2種ずつあるだけでなく、意外にも「トマト煮込み」に合う焼酎ベースのオリジナル「NONKIハイボール」も含まれ、下町の居酒屋のようなリストで楽しくなる。

神楽坂『神楽坂 BISTRO NONKI』の内観

店内の一番奥にあるロフト席は予約でいつもすぐ埋まる特等席。個室のように使えるが、ヌケ感があって開放的。グループでひとつになって盛り上がれる


階段で上がるロフト席は10名会食のベストポジション。

おこもり感ある個室のような空間だが、「週末は特に混みます」と店長の檜垣 守さん。それゆえに早めの予約がオススメだ。

― Staff voice ―
飲み放題にないワインをボトルでプレゼント

神楽坂『神楽坂 BISTRO NONKI』の檜垣氏、廣田氏、忍足氏


檜垣さん(中)と調理担当の廣田さん(左)。

ビストロ3軒を統括する忍足さん(右)は「¥5,500コース4名以上のご予約で、飲み放題にはないボトルワインを1本サービスします」。

神楽坂 BISTRO NONKI(神楽坂) | デートに使える東京のレストランはグルカレで予約

▶このほか:【2次会の店選びの極意①】週2以上会食する達人に学ぶ「センスいいね」と言われる居心地のいい店5選!

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