大人がフリーフローに求めるのは、量ではなく質。安さやお得感だけでは、満たされない。
グラスを重ねるたび、素直に「美味しい」と思えること。だからこそ、泡も、ワインも、カクテルも、すべてに手抜きのない一軒を選びたい。
好きなだけ、好きなペースで、好きな場所で飲む。その自由が、大人の夏の夜をもっと贅沢にしてくれる。
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1.夜風を感じながらのシャンパンとマンゴースイーツが、都会の大人の夜を甘くする
『スカルペッタ東京』@虎ノ門
大都会と忘れてしまう緑に囲まれた『スカルペッタ東京』のテラス席。
そこで提供中の¥11,000のフリーフロープラン「マンゴー テラス ドルチェ ヴィータ」のお値打ち具合に驚く。
ドリンクはシャンパンの「ローラン・ペリエ ラ キュヴェ」が目玉で、赤白ワインと、センスが光るカクテル15種も含む22種を提供。
1杯¥2,000のオリジナルカクテルもフリーフローに含まれる。
左:テキーラにマンゴー、ライムジュースを合わせ、グラスの縁にタジンスパイスをつけたメキシコ風「マンゴーマージ」。
中:ベルモットやレモンジュース、ジンジャーシロップ、スパークリングワインで夏らしい爽快感の「ラ ドルチェ ヴィータ」。
右:ジンやライチリキュールを使い卵白のフォームをのせた「ブロッサム オンア クラウド」。
シグネチャーのパスタからマンゴーのデザートまで、泡との相性が抜群の展開
NYに本店をかまえるモダン・イタリアンで、料理11品のうち最初に注目すべきは本店のシグネチャー「トマトバジルのスパゲッティ」だ。
トマトソースとオイルを乳化させたあと、バターとグラナ・パダーノのチーズで仕上げるから、まさにシャンパン泥棒な一品だ。
続く豪快なポークリブの後、想像以上のデザートが登場する。
大きなプレートにマンゴーのスイーツが7種。マンゴーのカンノーリにパンナコッタなど、イエローの絵力の強さに歓喜する女性も多数。果実に泡酒が進み、甘美なほろ酔いに。
欲望を解き放つフリーフローとセットなのが大正解だ。真に価値のある夏夜をぜひ、お試しあれ。
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時間:1.5時間
料金:¥11,000(サ別)
料理:11品(うちスイーツ7品)
ドリンク:22種
2.仕事終わりに赤レンガ駅舎を望みながらフレンチと泡を堪能する
『eric'S by Eric Trochon(エリックス バイ エリック トロション)』@丸の内
シャンパン3種とフレンチのコースを堪能できるフリーフローとして注目すべきは、丸の内の『エリックス バイ エリック トロション』だ。
フランス版人間国宝“M.O.F”受賞のシェフ監修のビストロで、約70社のワイン業者と提携する会社が運営するからワインのクオリティも確か。
「フリーフローは正直赤字です(笑)」と東京の『ピエール・ガニェール』にいたソムリエは話すが、充実度を優先。
また、通常1杯¥2,500ほどのシャンパンを3種も含むから、泡好きにはたまらない。赤白ワインも通常のグラス提供と同じくハイレベルで、計6種をそろえている。
日本の食材とフレンチの融合によるコースでは、山形豚のハムを使ったブルゴーニュの郷土料理ジャンボン・ペルシェや、オマールのビスクを添えた真鯛のポワレなどを提供。
オマールのビスクを添えた「真鯛のポワレ」のつけ合わせは芽キャベツや筍。
シャルドネやヴィーニョ・ヴェルデが好相性。
ワインを呼ぶ要素が随所にあるが、食事目当てとしても、満足度の高い内容だ。
そして、窓からは、東京駅の赤レンガ駅舎を望むことができる。総合的にみて、このプランが¥14,900とは、至極お値打ちだ。
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時間:1.5時間
料金:¥14,900
料理:7品
ドリンク:30種
3.緑に囲まれながら上質なアウトドア家具で寛ぐ。シャンパン片手に欧州気分
『STELLAR WORKS Restaurant & Bar(ステラワークス レストラン アンド バー)』@青山一丁目
青山一丁目の交差点の角に立つビルの2階。そこには家具ブランド「ステラワークス」のショールームがあり、奥に進むと、地中海料理レストラン『ステラワークス レストラン アンド バー』が広がっている。
世界中の有名デザイナーとのコラボも多い気鋭のブランドだけあって、店内の家具も洒脱。昨春開業のため、まだまだ知られていない。
覚えておきたいのは、テラス席を設けていることだ。スペインの高級アウトドア家具ブランド「ケタル」の椅子とテーブルを採用し、背景は豊かな植栽と対面の赤坂御所の木々。
そこでシャンパンを含むフリーフローを提供し、夏夜のオアシスとなっている。
シャンパンは「ペリエ ジュエ グラン ブリュット」と「G.H.マム グランコルドン」とそのロゼの計3種。
赤白ワインも途中で挟み、原木から切り立てのハモン・イベリコ・ベジョータをつまめば、気分は欧州旅行。シグネチャーの塩レモンのリゾットの追加注文もお忘れなく。
¥12,000のプランに含まれる食事は、ハモン・イベリコ・ベジョータと前菜3種盛り合わせ、本日のサラダ。
前菜の例は、新じゃがのタルトレット、トリュフのアランチーニ、春豆のフムス。写真のサラダはケールなどの葉野菜が中心で、ドレッシングはアップルビネガーと粒マスタード。
プラン利用者限定価格の追加フードメニューもあり、小田原産塩レモンと帆立貝のリゾット(¥3,000)や、ピッツァ マルゲリータ(¥2,000)など。アサリとサフランをベースに仕上げた塩レモンリゾットは、同店の名物でもある。
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そして、グラス片手に写真を撮れば、まるでバカンス先のように映るだろう。
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時間:1.5時間
料金:¥12,000(サ別)
料理:5品
ドリンク:17種
4.沈みゆく陽とともに、フリーフローに身を委ねるサンセットタイム
『レインボーブリッジビューダイニング&シャンパンバー マンハッタン』@竹芝
料理以外にお酒を進めさせるものといえば、景色。東京の絶景を前にしたフリーフローは、大人の心を解放的にする。その点で最高な立地なのが、「ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ」の『マンハッタン』だ。
テラス席は竹芝の港に面し目に映るのは東京湾越しのレインボーブリッジとお台場の夜景。隅田川や遠目に東京スカイツリーも見え、一面に開ける視界に都内名所が勢ぞろい。肌に感じる海風もお酒を美味しくする。
そんな環境で提供するフリーフローはグレード別に7種あり、オススメはシャンパンを含み食事も充実しながら、¥8,695(サ別)に抑えたプラン。
霧島豚のリエットや真鯛のカルパッチョなどのセイボリーに始まり、メインはリッチな肉のジュが添えられた21日熟成のアンガス牛。
アンガス牛に添えたオレンジのソースは、にんじんのピュレで蜂蜜やクミンパウダーが効いている。
泡酒やワインの他モクテル5種もそろい、クリーミーな「エスプレッソブリュレ」などデザート感覚で味わえる一杯が好評。
お酒に強くない相手も誘いやすいフリーフローで、海辺のデートが叶うのだ。
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時間:2時間
料金:¥8,695(サ別)
料理:9品
ドリンク:16種
5.3時間好きなだけワインを飲める、週末向けフリーフロー
『Brasserie Taille(ブラッスリータイユ)』@恵比寿
フリーフローとしては異例の3時間制を設けるのが、恵比寿の『ブラッスリータイユ』。
それもシャンパンを含むお酒を約30種そろえ、7品のコース料理と合わせて¥12,500だから破格だ。
特にワインはフランス、イタリアを中心に赤白5種以上ずつ楽しめ、もはやワイン祭り。
ソムリエであるオーナーの大貝隼也さんが「飲み放題でも美味しいワインを」というテーマを掲げるので妥協のボトルはない。
「お客さまが焦って飲む必要がないように3時間制に。幹事や誘った人の評価が上がれば嬉しい」という大貝さんの心配りによって実現している。
まずは「サーモンのミ・キュイ」でシャンパンを飲み、「ラムのロースト」で赤ワインを2種、「しらすとグリンピースのペペロンチーノ」で白ワインを2種というのが呑ん兵衛の流れ。合間に緑茶ハイで休憩する人も。
赤ワインソースを添えた「ニュージーランド産ラムのランプ」。フォンドボーを加えたソースがラムの旨みを引き出す。
「釜揚げしらすとグリーンピースのパスタ」は、しらすと豆の青さが調和。
仲間との会はもちろん、お酒好きカップルのデートにも好評。
悪酔いしない相手を誘って、休みの前夜に羽を伸ばす気持ちで訪れるべし。
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時間:3時間
料金:¥12,500
料理:7品
ドリンク:35種
6.夜風が心地よい六本木の真ん中にあるテラスで、ふっとハワイに旅する夜
『オーク ドア』@六本木
近年は少々ハードルが上がってしまったハワイ旅行。しかし、誰もが浮き立つその旅先をテーマにしたフリーフローを『オーク ドア』が提供中で、ひとときのハワイ気分を味わうことができる。
「ハワイアン ビアガーデン」と称し、パラソルが並ぶテラス席が舞台。
ドリンクはコロナからIPAまで4種のビールと赤白ワインも含み、シャンパン付きにアップグレードすることも可能だ。テーブルには、ハワイ気分を盛り上げるクロスのデコレーションも。
アペタイザーにはスパムむすびや、ハワイ版マリネのロミロミが並び、序盤から楽園モードに入る。
主役はハーブでマリネした豚バラ肉を丸太状に巻いてローストした「カルアポーク」だ。
迫力の肉塊を料理長が目の前で切り分ける瞬間はリゾート的。チャコールグリルで表面をこんがり焼くのでビールも泡酒も進み、どんどんご機嫌に。
ハワイアンテイストのカクテルもオプションで楽しめる!
そんなバイブスこそハワイのようで、¥8,800で得られるものは大きい。
― free-flow ―
時間:1.5時間
料金:¥8,800(サ別)
料理:10品
ドリンク:10種
7.公園を吹き抜ける風に身を委ね、スパイス香る料理やカクテルで夏のエナジーをチャージ
『NIRVANA New York(ニルヴァーナ ニューヨーク)』@六本木
暑さで体力が減退する夏は、刺激的で香り高いスパイス料理で体にパワーを注入。まさにいまの季節にぴったりな「カレー飲み」を満喫できるフリーフロープランが六本木にある。
「東京ミッドタウン」にあるインド料理レストラン『ニルヴァーナ ニューヨーク』では、スパークリングワインを含む3時間飲み放題と、インド料理9品が付くプランをなんと¥7,500という破格で提供している。
飲み放題は30種以上という充実ぶりで、ラムチャイやカルダモンサワーなどインド料理と相性抜群のお酒もそろう。
料理はタンドール、カレー、ビリヤニなどインド料理の美味をくまなく堪能できる構成に。
パーティープランの料理は、「五種豆と五穀のグリーンサラダ」、チキン・フィッシュティッカ・プラウン・ベジタブルの「タンドール盛り合わせ」、「季節の一品」、「バターチキンカレー」と「3種挽き割り豆のスパイスダルカレー」、「タコとインゲン 桜島小みかんの香りのビリヤニ」、ナン。
日本食材を使った一品など、センスフルでモダンなインド料理を楽しめる。本格的な味わいと食べ応え満点のボリュームで、満足すること間違いなし!
◆
「スパイスで体を整え、食べることで健康に」をモットーとするシェフの引地翔悟さん。ノンケミカルな食材を使用し、一般的なレシピよりも油分を減らして生姜やニンニクの量を50%カットするなど、軽い食後感に仕上げる。
檜町公園が見渡せるテラスもムード満点で、味、価格、雰囲気に妥協しない大人たちで夜な夜な盛り上がる。
― free-flow ―
時間:3時間
料金:¥7,500
料理:9品
ドリンク:30種~
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