凄腕の料理人やソムリエは、全国の生産者を訪ねたりイベントに出向いたりと、地方との繋がりも強い。
無論、「食」への興味関心は地方での飲食にも注がれる。遠征先で見つけた良店を、6人に聞いた。
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教えてくれたのは……
1.厳選されたお酒と肉との相性に驚く、唯一無二の楽しみが待っているお店
『Yakiniku House れんがや』@兵庫県・姫路
エグゼクティヴ ソムリエとして活躍する森本さんが「雌の黒毛和牛が上質で、ワインや日本酒のラインナップも抜群。“料理”としてトータルで焼肉を楽しめる稀有なお店です」と推す1軒。
お酒は、日本で現在(2025年7月)ふたりだけが持つ「マスター オブ ワイン」のスチューデント ステージ2のソムリエで、日本酒セミナーの講師も務める店主・星山厚豪さんがセレクト。ボトル¥5,000~と価格も良心的。
高級住宅街にある隠れ家レストランのような雰囲気の店内で、美食と美酒が堪能できる。
■店舗概要
店名:Yakiniku House れんがや
住所:兵庫県姫路市田寺東1-5-12
TEL:079-297-5305
営業時間:17:00~LO22:00
定休日:火曜
席数:テーブル20席、掘りごたつ33席
Instagram:@rengaya.0401
教えてくれたのは……
2.肉厚の鯖×近江米がベストマッチ!そば店の鯖鮨が絶品でした
『皿そば 渚庵』@滋賀県・大津
イタリアンのシェフとして日々腕を振るう溝口さんの好物は、鯖鮨。
5年前、琵琶湖のほとりにある「皿そば」の店で、好みの品に出合ったそう。
「そば店ですが、目当ては“鯖ずし”(1名分¥1,100)。京都をはじめ多くのお店の鯖鮨を食べ歩きましたが、こちらが一番好きです。
肉厚の鯖は酢がきつすぎず弱すぎず〆具合が絶妙で、ご飯とのバランスもいい。基本がしっかりしていて、ちゃんと“料理”されている感じがします」
店主が仕入れから仕上げまで一貫して行う、こだわりの品だ。
■店舗概要
店名:皿そば 渚庵
住所:滋賀県大津市におの浜4-4-16
TEL:077-525-1915
営業時間:11:00~LO14:30
定休日:月曜、火曜(祝日の際は営業)※その他不定休
席数:カウンター5席、テーブル25席
HP:https://nagisaan.com/
教えてくれたのは……
3.小粋に小皿料理をつまみながらナチュラルワインを飲むのが楽しい
『ニューロン』@石川県・金沢
古民家を改装したイタリアン。
約400本をそろえるワイン(グラス¥700~)はナチュラルワインが中心で、店舗2階のウォークインのワインセラーで自ら選ぶことも可能。
「地元の生産者さんからや店主の畑で採れる食材を使う料理をカジュアルに楽しめる。センスある空間、スタッフたちの明るい接客とチームワークも最高です」と話すのは、ビストロライクにワインを提供する『テンキ』の亀谷さん。
予約は受け付けてなく、ふと思い立って旅に出ても立ち寄れる。そんな気軽さも嬉しい。
■店舗概要
店名:ニューロン
住所:石川県金沢市長町2-1-9
TEL:090-1493-4994
営業時間:17:30~LO23:30(土日祝17:00~23:30)
定休日:不定休
席数:カウンター7席、テーブル17席、スタンディング20名相当
Instagram:@neuron_kanazawa
教えてくれたのは……
4.店主自ら釣った魚や採った山菜を美しく、美味しく、提供してくれる
『和人良』@群馬県・高崎
齋藤さんが東京の和食店で修業していた頃の同僚、飯沼勇一さんが地元・高崎で開業した割烹の店で、コースは¥4,200~。
「近くの山で採れた山菜や上越の海で釣られた魚のほか、各所の鮮度抜群の食材を使っています。さらに、どう調理したら美味しくなるのか、常に考えて提供してくれる。
食材の組み合わせ、繊細で美しい盛り付けなど、彼のセンスはとても勉強になります」
素材選びから提供するまで真摯に向き合う姿勢が、齋藤さんの料理人としての感性にインパクトを与えるのだろう。
■店舗概要
店名:和人良(わじら)
住所:群馬県高崎市宮元町229 大手前ハイツ 1F
TEL:027-322-2113
営業時間:17:30~LO22:00
定休日:木曜
席数:カウンター6席、テーブル4席、座敷10席
Instagram:@wajira_takasaki
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5.伝統の手法に新しい要素をプラス。どのひと皿にも驚きがあります
『中国料理レストラン 慶楽』@新潟県・新潟
「新潟グランドホテル」内にある中国料理店。
エビのチリソース煮など週ごとに替わるメインや、点心が楽しめる「慶楽 味わいランチ【週替わり】」(¥2,500)が人気。
「ランチやこだわりの定番メニューと、どれを食べても“美味しい!”と声をあげてしまうほど完成度が高い。慶楽の味を求めて、地元の方でいつも満席というのもうなずけます」
ホテルならではの格式を備えつつ、素材への敬意が感じられる同店は、レストランでシェフソムリエを務める高丸さんにとって刺激になる1軒だ。
■店舗概要
店名:中国料理レストラン 慶楽
住所:新潟県新潟市中央区下大川前通3ノ町2230 新潟グランドホテル 2F
TEL:025-228-6172
営業時間:11:30~LO14:15/17:30~LO20:30
定休日:火曜
席数:テーブル40席、個室2(14席)
Instagram:@niigata_grand_hotel_official
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6.上品な味わいなのにリーズナブル。価格を上回る上品さに心打たれます
『菜月華』@静岡県・静岡
新宿御苑前で話題を集める『食堂わた』の櫻井さんが勧める、昨夏オープンしたモダン中華の店。
店構えや器など随所にセンスが光り、“安くて美味しい店”がしのぎを削るこのエリアでも人気だ。
「辛さと痺れの中に旨みがしっかり感じられる『麻婆豆腐』(¥1,600)や、大きめの具がゴロゴロ入っている『菜月華炒飯』(¥1,500)など、定番の料理からも確かな技術に裏付けられた“品”が感じられます」
同じく手頃な価格ながら、こだわりが詰まった自身の店と共鳴するのだろう。
■店舗概要
店名:菜月華
住所:静岡県静岡市駿河区南町1-5
TEL:070-9165-4187
営業時間:11:00~LO13:30/17:00~LO20:30
定休日:日曜、月曜、祝日
席数:カウンター4席、テーブル12席
Instagram:@saigekka
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