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最近“中目黒”でデートする感度の高い大人が急増中。2人の距離を近づける煌びやかな店4選!

高感度で洒落ていて落ち着きがある――。

それが中目黒のイメージだが、昨今は港区にあるような成熟した大人の感性に響く、煌びやかな店が増えた。象徴する4軒をご紹介。



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1.焼き鳥と世界料理の邂逅を堪能する大人の秘密基地
『Bird Lab.』

中目黒『Bird Lab.』のインターホン

ビル入り口にマンションのようなインターホンがある。「501」を押せば、ロックは解除


目黒川沿いのオフィスビル最上階に目立つ看板も出さず潜む、このロケーションにまず心ときめく。

入店はインターホンで解錠してから。知らなければ入れない設定に、さらに優越感を覚える。

中目黒『Bird Lab.』の内観

鳥しきICHIMONらしく、黒いクールな店内だが、一面はガラス張りで開放感もある


『Bird Lab.』は鳥しき系列の最新店。

卓越したテクニックで焼き上げる焼き鳥がモダンに進化

中目黒『Bird Lab.』の調理風景

確かな技術で串を焼く職人の向こうに、再開発が進む渋谷の高層ビル群が輝いて見える


オープンキッチンでは美しい夜景を従え、若き職人が颯爽と炭を操る。

中目黒『Bird Lab.』の「かしわ」、パプリカペーストの「ひなトロ」と「ハツ」、フェンネル香る「ささみ」、オレガノ風味の「せせり」

焼き鳥はすべて個性的。手前から「かしわ」、パプリカペーストの「ひなトロ」と「ハツ」。奥はフェンネル香る「ささみ」とオレガノ風味の「せせり」各¥430


厳選した鶏を大ぶりの串に仕立て、香ばしく焼き上げる技術は名門の流儀をきっちり受け継ぐが、「かしわ」にケイジャンスパイス、「ハツ」ならハリッサなど、ワールドワイドな香辛料やハーブを合わせることで焼き鳥の進化を追求。

中目黒『Bird Lab.』の「自家製フムス」

ヒヨコ豆と白ゴマでクリーミーな「自家製フムス」¥980。クミンのほか、中東のスパイス「デュカ」も香る


一品料理に、例えばフムスも用意し、世界を旅する高揚感まで表現している。

下界と隔絶された天空のテラスで、煌めく夜景の美しさに高揚する


これだけでも十分に刺激的だが、ラグジュアリーこの上ないのはルーフトップテラスの存在。

中目黒『Bird Lab.』の内観

中目黒アトラスタワーが存在感を示し、眼下に目黒川という圧巻のルーフトップテラス。ライトに照らされたグリーンも美しく映える。予約時の問い合わせで席指定も応相談


中目黒を代表する駅前の高層マンションはもちろん、代官山や渋谷のビル群まで見渡すことができる。

ふたりで初夏の爽やかな夜風に吹かれながら、独創的な料理の数々を味わえば最高。艶やかな夜に心ゆくまで浸れる。

Bird Lab.(中目黒) | デートに使える東京のレストランはグルカレで予約

2.「近江牛」のあらゆる部位を贅沢に食べ尽くす非日常
『T』

中目黒『T』の内観

禁酒法時代のアメリカの闇酒場「スピークイージー」の雰囲気を再現。デザインしたのは『THE HIDEAWAY』のnaoyaさんでギラギラ感を演出するカウンターなど独創的な内装に


最高級食材を堪能するにふさわしいマーブルのゴージャスカウンター


飾り気のない木の扉の向こうに、これほど豪奢な空間が待っていようとは。

大理石のカウンターは光り輝き、オープンキッチンでは巨大な肉塊が披露されている。

中目黒『T』の「近江牛と季節野菜のタルタル キャビア添え」

定番前菜「近江牛と季節野菜のタルタル キャビア添え」。お土産まで含めると全12品の構成で食べられる近江牛の総量は、ひとり300gにもなる。おまかせコース1種類(¥22,000)のみ


『T』は三大和牛のひとつとされる、近江牛のみを専門に扱う。なかでも甘い脂がとろけるメスに絞って一頭買い。サーロインとキャビアの前菜など、コースを通じてさまざまな部位を提供している。

連夜、塊肉の紹介から始まるメインはTボーンステーキ。日本では珍しい骨つき部位を大胆にも糸鋸で切り分ける様子からプレゼンテーション。

中目黒『T』の調理風景

Tボーンはチャコールグリルで焼き上げる。炎が立ち上ると、歓声が起こる


ぶ厚い一枚をチャコールグリルにのせたら今度は豪快にフランベしていく。

これほどのエンタメ性で和牛を食べさせるステーキハウスはほかになく、1日2回転で完全予約制という設定も選民意識を満足させるに十分。

中目黒『T』で提供しているワイン

「オーパス ワン」が象徴的なアメリカ産のほか、フランス産など、近江牛に合うワインがそろう。ボトル¥9,000~


ワインも高価な銘柄をリストアップし、贅の限りを尽くしている。

■店舗概要
店名:T
住所:目黒区上目黒2-37-12 コンフォート中目黒 1F
TEL:03-6303-0849
営業時間:[一部]17:30~、[二部]20:30~ ※一斉スタート、完全予約制
定休日:不定休
席数:カウンター13席

3.ビルの3階に潜む中目黒界隈の大人が集う社交場
『Nire.nakameguro』

中目黒『Nire.nakameguro』の内観

目黒川がすぐそこに見えるソファスペースは街の息遣いも心地よく感じられる特等席。遠くで明滅を繰り返す渋谷のビル群も望める。ゆったりと寛いで過ごしたいふたりにも良い


まだ誰にも知られていない特等席で、心地よく頬を撫でる夏の夜風に酔う


開け放たれた窓から心地よく風の吹き抜けるソファ席があり、隠し扉の向こうにはカラオケ完備のVIP個室。

中目黒『Nire.nakameguro』の内観

個室は3名から予約受付。室料1時間¥5,000


これが中目黒にあるバーと聞いたら驚くかもしれない。

中目黒『Nire.nakameguro』の内観

明るい木肌で触れた感触も心地よい楡のカウンターが店の顔。整然とボトルが並んで間接照明で浮かび上がるバックバーも見事。近隣に姉妹店のビストロ『mellow.』があるため、ワインも充実


『Nire.』は名のとおり、一枚板で長さ7.5mもある楡のカウンターが客席のメイン。しかし、三方を囲むガラス窓がフルオープンにできる、テラスさながらのソファ席もあって、こちらも格別。

最大10名が歌ってはしゃげる個室とともに、この街の夜を艶やかに彩っている。提供するお酒も妖艶。

中目黒『Nire.nakameguro』の「バタフライピー」

グレープフルーツジュースやインディゴブルーのジンなどで作る「バタフライピー」¥1,800


例えば「バタフライピー」は花から抽出した天然色のインディゴブルーが幻想的に映るオリジナルカクテルだが、時間の経過とともに液色は徐々に鮮やかなパープルに変化していく。

あらゆる点で洗練されているのに汎用性は高く、2軒目で彼女をエスコートするもよし、パーティ目的で集まってもよし。使い勝手の良さで群を抜く。

■店舗概要
店名:Nire.nakameguro
住所:目黒区青葉台2-20-6 bloom aobadai 3F
TEL:03-6303-3779
営業時間:19:00~27:00
定休日:月曜、火曜
席数:カウンター11席、テーブル4席、個室1(10席)

4.「賞味期限1分」のピザで大いに盛り上がる
『PIZZERIA IL VICOLO』

中目黒『PIZZERIA IL VICOLO』の外観

店名のヴィコロはイタリア語で路地の意味。店は本当にあるのか疑わしく思えるほど静かな小道沿いに


洗練されたスタイリッシュな隠れ家で本物を味わう、優雅で粋なひととき


『IL VICOLO』があるのは駅周辺の喧騒から離れた住宅街。静かな路地に突如として現れる。

隠れ家のような立地にまず感動するが、全面ガラス張りの外観からまばゆいあかりがあふれ出す、キラキラした光景にさらに気分が高ぶる。

中目黒『PIZZERIA IL VICOLO』の内観

1階エントランスの左手にオープンキッチンがあり、一角に堂々とピザ窯が鎮座。近くに設置された8人掛けテーブルが「焼き立てがすぐに提供できる窯前の特等席」と平野さん


天井が高く、開放的な店内もシンプルでモダンな雰囲気。このスタイリッシュな空間で窯焼きピザを提供する。

中目黒『PIZZERIA IL VICOLO』の調理風景

平野さんは今回の生地を作るに当たり、粉と水の割合だけでなく、寝かす時間など、試行錯誤を繰り返した


「ウチのはエアリーな食感が特徴。賞味期限は1分です」と笑う平野寛和さんは職人歴19年のベテラン。

綿密な計算と試作を繰り返した加水率69%の生地は、何枚でも食べられそうな軽さだ。

中目黒『PIZZERIA IL VICOLO』の「パンチェッタコッタと黒トリュフ」

仕上げにスライスをたっぷり振りかける「パンチェッタコッタと黒トリュフ」¥3,960。ワインもリーズナブルに提供。グラス¥880~、ボトル¥4,180~


黒トリュフを卓上でスライスするオリジナルもあり贅沢な気分に。冷えたシャルドネともよく合う。

テラス席もあり、週末は通し営業だから、これからの時季は昼間からふたりでピザとワインもいい。この街で優雅に過ごす選択肢がまたひとつ増えた。

■店舗概要
店名:PIZZERIA IL VICOLO
住所:目黒区中目黒1-2-13
TEL:03-6736-4330
営業時間:11:30~LO14:00/17:00~LO22:00(土日祝11:00~LO22:00)
定休日:無休
席数:カウンター5席、テーブル77席、テラス20席

▶このほか:代官山や中目黒などの新レストラン4選。気取らないのに本格派の店は、行きつけにする価値アリ

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